初盆・新盆の迎え方・迎える側のポイント

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初盆を迎えるときには、近所の方や知人、親族などのお客様を自宅に招くことが多いです。

日本では、それぞれの宗旨宗派の文化だけでなく地域の風習が影響している場合もあります。初盆の迎え方や当日の訪問客への対応についても地域によって様々ですので、あくまで一例として参考にしてください。

お盆・初盆・新盆 当日の服装は?

施主遺族喪服を着たり、親族のみで行う場合は略式喪服・略喪服や地味な平服を着たりすることが多いです。真夏の暑い時期なので体温調節ができる平服を着ることもあります。

喪服の場合、男性はブラックスーツ、女性は黒(無地)のワンピースやアンサンブルが一般的です。略式喪服とは黒や紺色、グレーなどの暗い色やシンプルな服を指し、スーツやワンピースが一般的です。

学生の場合は制服や白いブラウス(シャツ)に黒や紺のズボンやスカート、ワンピースが一般的です。

周りの地域の方や親族の過去の初盆では、どのような服装をしていたかを参考してみてもいいでしょう。派手な服や装飾は避けましょう。

初盆・新盆の食事は?

おもてなしの作法は地域によって様々でしょうが、お盆に入る前に家族でお盆の来客対応をどうするか確認しておきましょう。

食事を振る舞うのであれば、自分たちで作って用意するのか、仕出し料理を頼むのか、またはお茶菓子の用意、など詳細を取り決めておきましょう。

食事のタイミングは?

一斉に食事をとる場合は事前にお招きする時間を連絡しておきましょう。特に時間は指定せずに近隣・知人・親戚など来た方から順に食事を振る舞いましょう。もしくは、時間によってはお茶菓子だけの場合もあります。

また、飲み物の準備も必要です。冷たいお茶や温かい飲み物を好む方もいるでしょうから、一応いくつか準備しておきましょう。

盆提灯代・香典・お供えのお返しは?

初盆にお見舞いに来てくれた方が帰る際には、盆提灯・盆提灯代・香典・お供え物などのお返しを渡します。

お返し(返礼品)は、菓子折りやお茶・ミニタオルなど、法要での一般的な返礼品を参考にして選ぶといいでしょう。「粗供養」「志」などの熨斗紙をつけた返礼品を渡します。

お供えをいただいたことへのお礼を込めて相手に合わせて選びたいですね。返礼品の意味については「返礼品はどんなものを選べばいいの?」を参考にしてください。

また香典を頂いたら、いくら頂いたか記しておくと将来的に自分がお見舞いに訪れる際の香典の金額の参考になります。

初盆・お盆の施主の挨拶は?

来ていただいた方への挨拶に決まりはありません。

たとえば、「暑い中、ご足労頂きありがとうございます」「お忙しい中、お越しいただきありがとうございます」などと伝えるといいでしょう。

挨拶を済ませたら、お仏壇に案内して線香をあげてもらいましょう。

故人がつなぐご縁を大切にして、故人を偲ぶ時間にしたいですね。


写真:お盆の落雁(WikimediaCommons)

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