盆提灯

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盆提灯の意味(盆提灯とは)

盆提灯は、お盆にご先祖様を供養するため、仏壇などの前に飾ります。

また、送り火同様、先祖の霊が迷わずに家まで戻ってこれるように、目印の役割をします。

盆提灯は親戚や故人と親しかった人が用意して贈るという習慣があります。

2つで一対になっているのが一般的ですが、必ずしも2つ飾る必要があるわけではありません。

盆提灯の例 Photo:WikimediaCommons

盆提灯の実際

提灯は、宗派による違いがないのも特徴です。

つるして飾るタイプと、床置きするタイプがあり、仏間の広さなどにあわせて選ぶことができます。

つるすタイプの代表的なものは、御所提灯と呼ばれています。岐阜提灯の名前で知られるタイプです。

置くタイプのものは、回転行灯と言って、中の回転筒の絵柄が回るものも良く知られています。

大内行灯と呼ばれるものは、足を木製にした高級な盆提灯です。

それぞれ家紋を入りのものをオーダーするケースもあります。

精霊棚や仏壇の前に飾りますが、数に決まりはないので、1つだけしか置けない場合は、それでもかまいません。

盆提灯の産地は、岐阜県の岐阜提灯と、福岡県の八女提灯が有名です。この二か所の産地は、経済産業大臣指定伝統的工芸品の指定を受けています。

<関連する用語>:初盆 新盆 迎え火 送り火 お盆 お迎え提灯 火袋 白提灯 精霊馬 盆棚

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