本山への分骨・納骨~特徴と手順~

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「本山納骨」とは、遺骨分骨して、各宗派の本山(開祖のもと)に合祀する埋葬方法です。

各宗派の本山寺院では古くから、宗祖を慕う信徒や、経済的理由や事情でお墓を建てられない人のための納骨制度があります。

現在も信心深い仏教徒の方が選択される方法で珍しい方法ではありません。

本山への分骨・納骨の特徴

開祖の側、宗派の本尊で眠ることができる

やはり一番の特徴は自分の宗派の本山で供養をしていってもらえることでしょう。

信心深い方にとってはとても嬉しいことでもあるでしょう。また、各寺院であれば今後の運用なども気にしますが本山であればまずその宗派で一番長く運用されていかれますから、そういった面でも安心感を得られます。

埋葬・納骨にかかる比較的抑えられる

本山納骨は、本来は分骨するのが習わしでしたが、最近は全てを納骨される方もいらっしゃいます。合祀の形式であれば墓石を建てたりすることを思えば費用は抑えることができます(合祀の形式は一度納骨してしまうとお骨は返還してもらえませんので注意)。

手続きの流れ

下記に一般的な手続きの流れをご紹介します。実際には各本山で手続きや準備する書類が異なる場合がありますので、直接ご確認されることをお勧めします。

1)管理事務所で所定の申込書を取得して提出します。申込書には、お名前(法名戒名俗名)、命日、所属寺院等を記入します。

※戒名や法名がない場合は記載がなくても構わないようです。

2)遺骨をお渡しします。
全骨納骨の場合は埋葬許可証の持参が必要です。

一部のお骨を納骨の場合は分骨証明書の持参が必要です。詳細はこちら「分骨ってどんな時に、どうやってするの?」をご確認ください。

3)お堂にて読経お経の中で名前を唱えられ、ご家族が焼香します。

4)御廟で読経・納骨をして完了。寺院によっては読経や納骨に参加できないところがあります。

基本的に随時受付けをしているようですが、各宗派の本山に確認することをおすすめします。

各宗派の本山は本山納骨~各宗派の本山~で確認できます。

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