涅槃仏

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涅槃仏の意味(涅槃仏とは)

涅槃仏とは、釈迦入滅する際の様子をあらわした仏像です。

タイのワット・ポーにある大型の涅槃仏は有名です。

右手を枕に頭は北向き、顔は西向きに寝そべった姿があらわされています。この姿勢から、一般に人が亡くなった時に北枕に寝かす由縁になったといわれています。足の裏には宇宙観を表すも文様が描かれています。

右脇を下に両足は上下に重ねた体勢で眠る姿の仏像です。釈迦の入滅を表すものは、涅槃仏以外には涅槃図があります。入滅が絵画に描かれた涅槃図は、涅槃会の際に飾られます。

涅槃仏の実際

涅槃仏の姿は、すべての教えを説き終えて入滅せんとする姿であるとされます。目が開いているものは最後の説法をしているところ、目を閉じたものは入滅した姿であるともいい、涅槃像の姿で毎晩の説法をしていたとする説明もあります。

涅槃仏はインド、中国、タイ、カンボジアなどに広く分布し、大型のものが見られます。日本では、法隆寺五重塔の塑像が最も古く、鎌倉時代の木彫仏や金銅仏がそれに次ぐものです。

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