「遺産」に関連する用語一覧

祭祀主宰者

祭祀主宰者は祭祀を主宰する者のことです。慣習にしたがって、祭祀財産(仏壇や墓)は、祭祀を主宰すべき者が継承します。この場合の祭祀財産は相続財産には含まない考え方を取ります。そのため、墓や仏壇を引き継いで先祖の供養をする人は、祭祀主宰者となります。祭祀主宰者は、遺言で指定したり、生前に指定することもできます。祭祀主宰者と祭祀継承者が必...続きを読む

法定相続人

法定相続人とは、被相続人が亡くなった時、財産を相続する権利がある人をいいます。民法で定められた法定相続人は、まずは亡くなった人の配偶者です。この際、婚姻関係がない内縁の妻や愛人の立場の人には相続権はありません。第1順位で相続ができるのは、被相続人の子どもです。子どもが亡くなっている場合では、その子どもの直系尊属にあたる子どもや孫が相...続きを読む

法定相続分

身内がなくなった場合に、その方が財産や借金などを残した場合にはその身内が相続することになります。相続は遺言書で指定することもできますが、法律で定められている「法定相続分」というものが存在し、特に何の遺言などもないような場合には法定相続分に応じた分割が行われます。法定相続分は「法定相続人」の間で分けられる割合のことを言います。法定相続...続きを読む

遺品

遺品とは、故人が生存中に所有していたもので、死後遺されたものをさします。遺品は日常生活に使っていた家財道具などのなかから、遺族にとって思い出が深いものを選んで、形見として残す品物と、遺品整理として片づける必要のある、雑多なものに分けて、整理していく必要があります。遺品は遺産の中の動産に当たる部分です。一般的には手紙や住所録、通帳など...続きを読む

限定承認

身内が亡くなった時には亡くなった方の財産や借金に関しての相続が行われることになります。相続といえば残された財産を思い浮かべる方が多いと思いますが、中には財産より借金のほうが多く残されるというケースも存在します。しかし法律では「必ず遺産相続をしなければならない」という訳ではなく、借金のほうが多ければ財産放棄をすることもできますし、限定...続きを読む

東大寺

東大寺は、奈良県にある華厳宗の大本山で、奈良の大仏が鎮座する寺としても有名です。聖武天皇が皇太子を供養するために建立した金鐘寺が東大寺の前身です。南都七大寺の一つに数えられます。奈良の大仏として知られている盧舎那仏は、東大寺の本尊になります。奈良の大仏は観光の目玉ですが、同時に信仰の礼拝対象でもあります。大仏が鎮座する大仏殿は、木造...続きを読む

東寺

東寺とは、京都市にある東寺真言宗の総本山です。嵯峨天皇から空海に東寺が下賜(かし)されて、真言密教の根本道場となったことから、日本で最初に密教寺院が誕生したといわれています。空海が住居を構えたところとして、御影堂(みえいどう)では今でも毎日、生身供といって、空海が生きているように毎朝食事が出されているといいます。1994年には世界遺...続きを読む

銀行口座の凍結

銀行口座の凍結とは、故人名義の口座が、銀行が死亡を知った時点で、引き出しができないように凍結されることをいいます。故人の銀行口座の残高は、銀行が死亡を知った時点で相続人全員の持ち物になるため、個人が勝手にお金を引き出せないようになってしまいます。死亡と同時に相続がスタートしますので、遺産分割協議を終えるまでは、勝手にお金を使うことが...続きを読む

式年遷宮

式年遷宮とは、伊勢神宮で定期的に行われる遷宮のことをいいます。原則では20年に一度、内宮の皇大神宮と、外宮の豊受大神宮の両方の正宮の正殿、14の別宮の全ての社殿を建て替えます。同時に、宝殿外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿などの65棟の殿舎のほか、装束、神宝、宇治橋なども、全て新しく造りかえて神座を遷します。続きを読む

西本願寺

西本願寺とは、京都市下京区にある浄土真宗本願寺派の本山です。親鸞の娘、覚信尼が開基したといわれています。国の史跡に指定され、古都京都の文化財として、世界遺産に登録されています。東本願寺と区別するため、お西さんの相性で親しまれています。続きを読む

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺とは、滋賀県大津市坂本本町にある日本天台宗の総本山です。平安初期に最澄によって開創されました。平安時代の仏教の中心を担った寺院です。密教では、東寺の真言宗を東密と呼ぶのに対して、比叡山延暦寺の密教を台密としています。比叡山は高野山と並び、歴史的な信仰対象の山として知られています。続きを読む

高野山金剛峯寺

高野山金剛峯寺とは和歌山県伊都郡高野町高野山にある高野山真言宗の総本山です。真言宗の宗祖、空海が拠点とした寺院です。高野山には100以上の寺院が集中しています。高野山が山号についていることからも、高野山全体が真言宗の総本山であることがわかります。続きを読む

秘密証書遺言

秘密証書遺言とは、だれにも知られたくない内容がある遺言の場合に便利な遺言書です。内縁関係にある女性との間の子どもの認知、遺産のすべてを血縁ではなく慈善団体に寄付したいなどの際に、秘密厳守で準備が可能な遺言書です。秘密を厳守できるスタイルの遺言状ではあるものの、公証人も遺言内容を確認することができないので、間違いを事前に指摘されない可...続きを読む

遺言書

遺言書とは、死後の財産の処分の方法、遺言書の指示を誰に実行してほしいか、誰に未成年の子どもの世話をしてほしいかなどを明記した、法的な書類のことをいいます。民法上、効力を持たせるためには規定通りに文章を作成する必要があり、方式に反する遺言は無効になります。満15歳以上なら遺言を残すことが可能です。成年被後見人に関しては、医師2名以上が...続きを読む

相続放棄

相続放棄とは、相続人が相続を拒否する意思表示を、家庭裁判所に申し立てて行うことをいいます。相続放棄をすることで、最初から相続人でなかったという立場をとることができます。相続が開始されてから3か月以内に申し立てを行う必要があります。一般的には、故人の遺産相続が負の財産であることなど(借金が多額である場合など)、相続するメリットがないケ...続きを読む

被相続人

被相続人とは、財産を残して亡くなった人のことで、相続人に財産を相続させる立場の人をさします。被相続人は遺言で相続人や団体を指定することはできますが、民法では遺留分が保障されているので、民法で定められた最低額は、配偶者や子どもたちへ配分されることになります。近年では、相続税や相続開始後の家族間のトラブルを避けるため、生前贈与を検討する...続きを読む

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