「法事法要」に関連する用語一覧

門徒

門徒とは元々「同じ宗派を信仰している人々」を指す言葉でしたが、一般的には、浄土真宗を信仰する人のことを言います。浄土真宗では「檀家」という言葉を用いず、門徒と呼びます。これは浄土真宗の教えが家よりもまず個を重んじ、個の救いが家、社会に広まることを願っているためです。また、浄土真宗そのもののことを門徒宗と呼ぶこともあります。続きを読む

三具足

三具足とは、法要などで仏前を飾る(荘厳する:しょうごんする)基本的な道具のことです。具足は道具のことを指します。向かって左から「花立て」「香炉」「燭台」を配します。五具足の場合は中央に香炉、その両外側に燭台、更に両外側に花立てを配します。宗派によっても考え方や飾り方が異なりますが、普段のお供えは三具足を用い、入仏法要・開眼法要や年回...続きを読む

法名軸

法名軸とは浄土真宗で位牌の代わりに用いられる掛け軸のことです。浄土真宗は原則として位牌を用いません。地方によっては葬儀のときのみ、白木の位牌(法名札)を用いることがありますが、その場合でも本尊と並べたり、本尊の前に置いてはいけないとされています。位牌の代わりに法名軸に法名を記し、仏壇の内側の側面にかけます。側面にかける理由は、礼拝の...続きを読む

五具足

法要などで仏前を飾る(荘厳する:しょうごんする)道具のことを具足(ぐそく)と呼び、「香炉」「燭台1対」「花立て1対」を合わせたものを五具足と呼びます。お仏壇を求めた時に、一緒に購入することも多いかと思います。燭台と花立てが1対ではなく各々1つずつの場合は、三具足と呼びます。五具足は・中央に「香炉」・香炉の両外側に「燭台」・燭台の両外...続きを読む

法名

戒名と同じく、仏弟子になった証として授かる名前であり、浄土真宗など、戒律という考えを取らない宗派戒名とは、戒名ではなく法名とよびます。浄土真宗では、 釈○○(男性)※本願寺派は、男女とも3文字 釈尼○○(女性)という3文字または4文字が法名の基本となります。釋の漢字の場合もあります。信士(しんし)・信女(しんにょ)といった他宗派でよ...続きを読む

戒名

戒名とは、仏教において受戒した者に与えられる名前であり、仏弟子になり、戒律を守る証として与えられるものです。今では戒名は、死後に付けられることが多いですが、本来は、生前に仏弟子になった時にいただくものです。生前に戒名をいただいている場合、死後にあらためていただく必要はありません。浄土真宗では戒律がないという考え方をしますので、戒名で...続きを読む

供物

供物とは、1.祭壇にお飾りして故人にお供えする品物(ラクガンや果物など)2.会葬者が弔意をこめて贈ってくれた品物(供花と同じ意味合い)の2通りがあります。1.祭壇にお飾りして故人にお供えする品物祭壇費用や、葬儀費用に含まれていることも多く、葬儀社が準備をしてくれます。果物やラクガン(落雁・いわゆる干菓子)をお供えする場合が多いです。...続きを読む

供花

供花とは、葬儀に際しお悔やみの気持ちを込めて送る生花のことです。葬儀では祭壇の両側に飾られることが多いです。供花は1対(2基)で送る物という習慣もありましたが、近年では、1基のみという場合も増えています。白菊の供花だけでなく、洋花も用いられるようになっています。供花の送り方基本的には、供花を送る喪家の葬儀を執り行う葬儀社に電話で問い...続きを読む

弔辞

弔辞とは、故人への最後の別れの言葉で、葬儀や告別式の時に故人と親しかった方が、別れを惜しむ言葉を読み上げることをいいます。弔辞の長さ弔辞の長さに特に決まりはありませんが、あまり長くなりすぎると、式進行に影響しますので、5分程度がよいでしょう。口語体で書かれて問題なく、決まりきった表現というよりも、自分の心情を素直に書かれると温かな弔...続きを読む

弔電

弔電とは、葬儀に際し亡くなった方の死を悼んで、お悔やみの言葉を伝える電報のことです。弔電は、一般的には、通夜・告別式が行われる場所(自宅、葬儀会館など)に葬儀の開始時間までに、喪主宛に送るのが基本とされています。ただし、励ましの意味を込めて送る場合、喪主宛ではなく、知人宛でも問題ありません。弔電は電話またはインターネットで送ることが...続きを読む

喪服

喪服とは、喪の期間に着る衣服のことで、黒色の濃い礼服やスーツ、ワンピース・ツーピースです。近年では略礼服であるブラックスーツを喪服と呼ぶ人も増えてきました。本来、通夜は平服(普段の服装)で行くものとされていましたが、最近は、告別式(葬儀)に行けない人が、通夜に弔問する場合が増えてきており、喪服で弔問する人が増えています。タブーとして...続きを読む

お布施

お布施(布施)とは、僧侶へ読経や戒名を頂いた謝礼として金品を渡すことをいいます。または、本尊へお供えするという考え方をとります。読経や戒名の対価という意味ではないので、読経料や戒名料という言葉は使いませんのでご注意ください。お布施を渡す時は、半紙に包むか、白封筒に入れ水引は掛けません。「御布施」と表書きをするか何も書かなくてもよいと...続きを読む

表書き(お布施編)

葬儀や法事法要時に、宗教者にお渡しするお布施の表書きを悩まれる方も多いと思います。明確な決まりがあるわけではないですが、特に何も書かずに、無地の白色の封筒に入れてお渡しすることがよいとする考え方もあります。または「御布施」と表記する場合もあります。水引を用いることは不要とされていますので、無地の白色の封筒などに入れてお渡しすることで...続きを読む

表書き(お香典編)

香典袋の表書きを悩まれる方が多いかと思います。「御霊前」がどの宗教、宗派でも広く用いられるという考えもありますが、宗教、宗派によってさまざまな理由から違いがあります。下記に宗教・宗派ごとの上書きを列記しますので参考としていただければと思います。仏教での表書き多くの仏式 (四十九日までは)「御霊前」多くの仏式 (四十九日後は)「御仏前...続きを読む

香典(お香典)の金額

香典は香を供えるという意味から転じて、香を買う費用といった意味があります。後に、多額の葬儀にかかる費用に対する相互扶助として位置づけられ、品物をおくった時代もありましたが、現在は金銭香典が一般的です。故人との関係や、弔問に訪れる人の年齢、お気持ちなどによって変わってくる、金額のないものですが、あくまでも目安として下記に示します。お香...続きを読む

数珠

数珠とは、数多くの玉を糸で貫いて輪形にした仏具の一つです。葬儀に参列される方の多くが数珠を手にされていますが、持参をしなくても失礼になるというものではありません。数珠はもともとは、珠(たま)を使って念仏を唱える回数を数えることから発生したもので、数珠の珠の数は、人の煩悩と同じ「108個」が基本とされています。最近では、半分の54個や...続きを読む

併修

併修とは一年に二つ以上の法要が重なった場合に、それらを同時に行うことです。例えば祖母の十三回忌と父親の七回忌が同じ年になったときに、別々に法要を行わず、一緒に法要をすることがあります。ただし三周忌までは併修を避け、単独で法要を行うことがよいとされています。併修を行う場合、日取りは早い方の祥月命日に合わせます。法要の案内状には併修を行...続きを読む

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