「浄土真宗」の検索結果

浄土真宗の用語

住職

住職は、寺の長である僧侶のことをいいます。仏教の職名であり、宗派ごとに、住職になるための資格規定が設けられています。寺院によっては女性の住職を認めていなかったり、僧侶はいても住職のいない無住という状態のところもあります。住職以外にも、和尚、法印、阿闍梨、老師など、宗派によってさまざまな呼び名があります。住職になることは出世と言われ、...続きを読む

卒塔婆・塔婆

卒塔婆とは、供養のために用いる細長い板のことです。卒塔婆は、故人や先祖を供養する追善供養の目的で立てられます。塔婆を立てることが「善」とされており、「塔婆を立てる=善を積む」といった行いによって、故人の冥福につながると考えられています。また塔婆供養が先祖への善だけでなく、自身の善い行いとしても奨励されています。卒塔婆の起源は?そもそ...続きを読む

臨済宗

臨済宗は、禅宗のひとつです。中国禅宗の五家七宗の一つが、鎌倉時代に明庵栄西が日本に伝えました。看話禅は、師匠が出す公案という問題を、弟子が、体全体で答えを見出す中で、理論を超えた真実を探すというものです。また、師匠と二人きりで対面し、弟子が提示した結果を、師匠が検証する参禅を行うことで、体得しました。浄土宗、浄土真宗の念仏を唱えて極...続きを読む

施餓鬼

施餓鬼とは、お盆の時期に行われることが多い仏教行事の一つです。餓鬼(がき)とは、俗にいう生前の悪行によって亡者の世界に落とされた魂や無縁仏となっているような霊や魂の事を言い、常に飢えと乾きに苦しんでいるものを指します。施餓鬼とは、そういう者たちにも食べ物や飲み物などの供物を施すことで餓鬼の供養を行う法要行事です。施餓鬼法要のお供え物...続きを読む

白骨

白骨の御文とは、浄土真宗本願寺の八代蓮如の法語です。手紙風に書かれています。「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」という有名な一文があり、人間の無常を語り、念仏をすすめる内容になっています。蓮如の書いた消息を、圓如が編集したものとされています。消息とは手紙のことです。五帖で合計八十通あり、一帖から四帖までは年月日の順に並んで...続きを読む

大本山

大本山とは、総本山の下にあって、所属の末寺を統括する寺院をさします。総本山が各宗派の本山を取りまとめる最高位の寺院とすると、大本山はその次に位の高い寺院です。位の高い順にいえば、総本山、大本山、本山といった風になります。別格本山という寺格がある宗派の場合は、総本山、大本山、別格本山、本山という順になるところもあります。続きを読む

開祖

開祖とは、創始者にあたる人のことで、特に宗教や学問、芸能などで流派を最初に開いた人をさします。宗旨、宗派によって、創始者をあらわす言葉はさまざまです。始祖、中興、祖師、宗祖、高祖、派祖、開山、門祖、元祖、太祖、教祖などとも言われます。開祖は、開山、開基と同様に、新しく寺院を創建する際に、文字通り山や谷を切り開いて創建したことから来た...続きを読む

花立て

花立ては三具足のひとつで、香炉、燭台、花立ての中のひとつです。花立てを置く位置は、本尊に向かって左側になります。真ん中に香炉、右側に燭台を置きます。これが五具足になる場合には、香炉を中心に燭台を一対、花立てはその外に一対という形で設置します。平常時には三具足、大きな仏壇では五具足と言いますが、地域や宗旨、宗派、菩提寺の考え方などによ...続きを読む

称名

称名とは、仏を心の中に念じて、仏の名を声に出して唱えることを言います。特に浄土教で、阿弥陀仏の名前である「南無阿弥陀仏」と唱えることをさします。広義には、南無阿弥陀仏、南無釈迦牟尼仏、南無観世音菩薩、南無大師遍照金剛などをさします。日蓮系、法華経系では、お題目とよんで、南無妙法蓮華経を唱えます。称名を修行のひとつとして考えられている...続きを読む

五輪塔

五輪塔は、平安中期から使われた墓石、供養塔です。石でできていて、5つの輪が重なった形を持つのが特徴です。五大を象徴しているといわれていて、下から地・水・火・風・空と、古代インドにおける宇宙の構成要因を表しているといいます。それぞれ方形・円形・三角形・半月形・宝珠形の石材を順に積み上げてつくります。宝珠形(空)半月形(風)三角形(火)...続きを読む

迎え火

迎え火は、お盆に先祖の霊を迎え入れる時、外で焚く野火のことです。一般的には13日の夕方に行いますが、1日から7日の間に行われる地域もあります。家の門や玄関で、素焼きの焙烙(ほうろく)と呼ばれる皿に、おがらという皮をはいだ麻の茎の部分を折って重ね、火をつけます。おがらは、麻から皮の部分を剥いだあとに残った芯の部分のことです。麻は清浄な...続きを読む

釈・釋

釈(釋)は浄土真宗の法名で一番上に使われる文字です。浄土真宗では他の宗旨宗派と違い、居士や大姉というランクを表す位号は使われず、釈に生前の名前から文字を取って「釈○○」の3文字にするのが一般的です。法名は、存命中でも帰敬式に参加することで授けられます。釋は釈の旧文字です。釈(釋)は釈迦を表し、法名に釈(釋)の文字がつくことで、釈迦の...続きを読む

御仏前

御仏前とは、仏前を丁寧に表したもので、仏教の法事で香典袋や不祝儀袋、供物の上書きに使う言葉です。御仏前は忌明けに使用する言葉で、その前までは御霊前と上書きを用いるとされています。亡くなって四十九日の間に、霊が仏になる準備をするといわれているため、忌明けまでは御霊前、忌明け後は御仏前という言葉を使います。7日ごとに7回の修行を終えて始...続きを読む

融通念仏宗

融通念仏宗とは、良忍によってはじめられた浄土教の一派です。総本山は大阪市平野区の大念仏寺になります。華厳教、法華経を正衣、浄土三部経などを傍衣として、一人往生すれば衆人往生し、念仏を唱えれば自他ともに融通しあうと唱えるのが融通念仏です。毎朝西方に向かって、十界一念・自他融通の融通念仏を十唄することが日課になっています。続きを読む

清め塩

清め塩とは、葬儀に参列した後に自宅に戻る際に、玄関先で塩をふりかけて、清めるためのものです。会葬礼状の挨拶状や、返礼品に添えるなどして、清め塩が配られることも多くあります。清め塩の由来は、古事記でイザナギの尊が黄泉の国に妻のイザナミに会いに行き、その腐敗した姿を見て逃げ帰ってきて、海水で身を清めたというくだりがあります。日本人は古く...続きを読む

御文

御文とは、蓮如が浄土真宗の教義を門徒に書簡で説いたものです。大谷派では御文、本願寺派では御文章といいます。本願寺が東西に分かれる前までは、御文として統一されていました。蓮如は浄土真宗本願寺八世で、布教手段として全国の門徒に仮名書きで法語を手紙にして発信していました。消息として書き送られたものでもあります。御文は、書簡文で教義をわかり...続きを読む

草鞋

草鞋とは、稲わらを使って作る伝統的な履物のことです。草鞋は足の形にあわせて、つま先の二本の緒の部分を乳に通して足に結んでいって履きます。草履のように鼻緒があってつっかけるだけの形式と違って、足にぴったりフィットするので、歩くのに最適な履物とされていました。草鞋は旅の必需品ということで、古くから旅を表す言葉に使われています。草鞋を脱ぐ...続きを読む

回向寺

回向寺とは、祈祷寺に対して、先祖回向を行う寺という意味です。回向にはさまざまな意味があります。一般的には自分が行った善行を、他者の利益として差し向けることと言う意味で、良いことは回って戻ってくるという言葉でもあります。死者の供養や成仏を願って供養することも回向です。浄土真宗では往相廻向、還相廻向という言葉があり、阿弥陀仏の本願で浄土...続きを読む

戒名

戒名とは、仏教において受戒した者に与えられる名前であり、仏弟子になり、戒律を守る証として与えられるものです。今では戒名は、死後に付けられることが多いですが、本来は、生前に仏弟子になった時にいただくものです。生前に戒名をいただいている場合、死後にあらためていただく必要はありません。浄土真宗では戒律がないという考え方をしますので、戒名で...続きを読む

居士

居士とは、出家せずに、家庭で修行をする仏教徒を表す言葉です。男性の在家仏教徒という意味です。家に居る士ということから名前がつきました。一般の信者と違って、出家こそしていないとはいえ、仏教の知識や経験においては、僧侶と同程度の力量を持っているという意味があります。また、戒名の最後の位号と呼ばれる部分につける敬称にも使われています。居士...続きを読む

注目の記事【PR】

あわせて読みたい

ランキングRanking

enな人々

もっと見る

あなたに
おすすめ記事Recommend