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喪家とは、ご不幸のあった家を指す言葉です。
喪中の家を関東では「葬家」を用いることも多く、喪家は関西地域を中心に使われる傾向があります。
喪家は儒教の喪のある家の意味から来た言葉といいます。喪に服している家で、御葬家、御遺族と同義です。
喪家の狗(そうかのいぬ)という慣用句があるように、古くは「そうか」と読んでいた言葉です。
喪家の狗は、葬儀をだした家の犬は、喪中で犬にえさをあげるのを忘れているため、犬の元気がなくなっていることから来た言葉だといいます。ひどくやつれて元気がなくなった人に使う言葉です。放浪している人のたとえにも使われます。
喪家は古くは喪屋にこもり、別火を使って生活をして、髪やひげも伸びるままにしたといいます。
喪家では家長にあたる人が喪主になります。一般的には配偶者、長男が喪主となって葬儀を主催します。
喪家となる機会は多くはないですが、誰しもが不慣れなことですので、現在では、葬儀社や宗教者のアドバイスを元に喪家として、葬儀の準備を進めることが多くなっています。
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