「マナー」に関連する用語一覧

勤行

勤行とは、仏教で精進することを言います。具体的には、仏前でお経を読み、手を合わせて回向するというお勤めのことです。一般家庭では、仏壇の前で読経したり、礼拝したりすることをさします。寺院の日常勤行や、彼岸会などの年間行事、故人の法要なども含まれます。葬儀に際してのお勤めも、勤行のひとつです。続きを読む

箸渡し

箸渡しとは、拾骨の作法で、骨上げの際に箸でつまんだ遺骨を、順に渡して骨壺に収めることです。二人同時に一つの骨を箸でつまむようにして行うこともあります。男女でペアになり、男性が左を、女性が右を同時に拾い上げるという方法もあるなど、地方によってさまざまです。宗旨宗派によっては、火葬場職員に任せて、箸渡しを行わないこともあります。この世と...続きを読む

葬送儀礼

葬送儀礼とは、死者を葬る一連の儀礼のことです。葬送儀礼を略して葬儀と呼ぶのが一般的です。葬送における葬は、草むらに遺体を遺棄することを言い、葬送の送るという文字は、死者を送る野辺の送りのことです。遺体を草むらへ遺棄するために、野辺の送りの手順を整えたのが、葬送儀礼の始まりといえるでしょう。死出の支度として、笠、杖、六文銭や米などを棺...続きを読む

柏手

柏手とは、神様を拝むとき、両手を合わせて音を立てる作法です。音を立てる際、2,4,8回と鳴らすマナーがありますが、一般の神社祭式では、2回鳴らすことが知られています。しかし伊勢神宮のように、8回鳴らすものもあります。これは八開手(やひらで)と言われています。一般的な二拝二拍手一拝などの3回以下の柏手は、短拍手、短手と呼ばれています。...続きを読む

参道

参道とは、神社や寺院に参詣するための道をさします。また広い範囲で、門前町とその周辺を指す言葉でもあります。山門や鳥居をくぐって本殿へ続く道は、人通りの多いメインの道を表参道と呼んで、脇道には地名や方角をつけた参道や、裏参道と呼ばれるものがあり、今でも地名にこの名前が残っている場所があります。規模の大きな神社や寺院では、街道筋などの大...続きを読む

喪中はがき

喪中はがきとは、近親者が亡くなって1年以内の正月に出す、年賀状の代わりになる挨拶状のことをいいます。少し早目の12月上旬には届くよう、準備は11月には開始するようにします。喪中ハガキは、年賀状が書けない理由をお知らせするものなので、近況報告などは書かないのが一般的です。特に慶事に関することを書かないのがマナーになります。続きを読む

献杯

献杯とは、葬儀や法要・法事で相手(故人)に敬意を表して杯を差し出すことをいいます。葬儀や法事法要といった弔事では、故人に敬意を表し、死を悼んで杯を差し出し献杯を行ないます。献杯を行なう場合は、乾杯の時とほぼ変わりませんが、力強く行なう乾杯の発声に対し、献杯は静かに発声し、合掌または黙祷をもって締めくくります。 献杯と乾杯との違い・...続きを読む

しのび手

しのび手とは、音をたてないように打つ拍手のことです。神社に参拝する時に音をたてて行う柏手(かしわで)に対して、神道の葬儀では音を立てない「しのび手」を用います。神式の葬儀では玉串奉奠のあとに、祭壇に向かって「二礼・二拍手・一礼」をします。この際の二拍手は、右手の親指以外の四本の指で左の掌を音を立てないようにそっと打ちます。神道の葬祭...続きを読む

キリスト教

キリスト教は仏教、イスラム教とともに、世界三大宗教に数えられます。イエス・キリストを救済者として信仰し、神の愛と赦し(ゆるし)を説く宗教です。旧約聖書と新約聖書におけるイエスの人格と教えをもとにした宗教です。日本にキリスト教が最初に伝わったのは諸説あるものの、史実としてはっきりしているのは、1549年のフランシスコ・ザビエルらによる...続きを読む

玉串奉奠

神葬祭では、焼香は行わず、玉串奉奠を行います。玉串を神前に捧げ、礼拝することを言います。神職と遺族に一礼してから、玉串は両手で受け取って、根本が向こう側になるように、時計回りに持ち替えながらまわします。このときに祈念して、故人への哀悼の意を表します。手前でもう一度一礼し、お供えするときは、そのまま根本を向こう側にして、お供えします。...続きを読む

臨済宗

臨済宗は、禅宗のひとつです。中国禅宗の五家七宗の一つが、鎌倉時代に明庵栄西が日本に伝えました。看話禅は、師匠が出す公案という問題を、弟子が、体全体で答えを見出す中で、理論を超えた真実を探すというものです。また、師匠と二人きりで対面し、弟子が提示した結果を、師匠が検証する参禅を行うことで、体得しました。浄土宗、浄土真宗の念仏を唱えて極...続きを読む

遺族

遺族とは故人の家族を指す言葉で、両親や配偶者、子どもを指して使う言葉です。生計を一つにしていた家族を指すことが多く、一般的に親戚は遺族とは呼ばないことが多いです。続きを読む

お布施

お布施(布施)とは、僧侶へ読経や戒名を頂いた謝礼として金品を渡すことをいいます。または、本尊へお供えするという考え方をとります。読経や戒名の対価という意味ではないので、読経料や戒名料という言葉は使いませんのでご注意ください。お布施を渡す時は、半紙に包むか、白封筒に入れ水引は掛けません。「御布施」と表書きをするか何も書かなくてもよいと...続きを読む

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