「病院」に関連する用語一覧

納棺師

納棺師とは、亡くなった方の体を清めて死装束に着替えさせ、死出の旅路として納棺の準備を手伝う人のことを指します。本木雅弘さん主演の映画「おくりびと」をきっかけとして、世間に広く知られるようになりました。亡くなった方の身体を清めて詰め物などを行い、お顔を整えて死装束に着替えさせ、棺に収めます。具体的には、消毒液を浸したタオルで体を拭き清...続きを読む

臨終

臨終とは、人が亡くなるまぎわのことをさします。死に臨むことをいいます。一般的には息を引き取る時にも使われる言葉です。危篤になると、病床に家族が集まり最後の対面をします。臨終の間際には、割りばしの先に脱脂綿を巻き付けたものなどを使って、唇を湿らせてあげることで、故人に末期の水を取ります。末期の水には死者との別れの意味が込められています。続きを読む

ホスピス

ホスピスとは、末期がんなどで、命を脅かすような疾患に苦しんでいる患者と、その家族に対しては過酷な延命治療を行わず、緩和治療を中心に行うことで、患者のクオリティオブライフを改善するための施設や治療をいいます。中世ヨーロッパにおける旅の巡礼者を泊めた教会から語源を得ています。行き倒れや病気の旅行者を収容して、看病やケアを行った看護収容の...続きを読む

エンゼルメイク

エンゼルメイクとは、亡くなった人の顔や身体を化粧品などを用いてきれいに整える、病院におけるエンゼルケアの一つです。「死後の処置」とも言います。一般的には病院で亡くなった患者さんに対して、看護師がメイキャップをほどこすことをさしますので、最後の看護行為とも呼ばれています。医薬品メーカーなどでは、「エンジェルキット」という死後処理のセッ...続きを読む

霊安室

霊安室とは病院・斎場・警察署などにある、故人のご遺体を一時的に安置する施設です。病院には必ず霊安室が備え付けられているわけではなく、病院によっては霊安室の設備がない場合もあります。また、病院の霊安室でご遺体を棺に納める行為を禁じている霊安室がほとんどですので、直葬であったとしても病院の霊安室から火葬場へ向かうことはできず、ご自宅か安...続きを読む

献体

献体とは、医学生が人体解剖実習をする際に使うためなどの教育を目的として、医学系の大学へ遺体を提供することをいいます。医科系の大学では、医学教育の基礎として、解剖実習が行われています。献体に登録するためには、医学歯学系の大学や、献体篤志家団体へ連絡を取ります。登録は本人の意思ですが、家族2名以上の同意が必要になるのが一般的です。登録自...続きを読む

エンバーマー

エンバーマーとは、エンバーミングをする人のことを指します。エンバーミングとは、薬品などを使い、遺体に防腐処置を行い、遺体の状態のまま保存することをいいます。日本では遺体衛生保全とも言われています。国内においては、エンバーミング自体の習慣が広まってきたのは最近で、関連の法規制なども整っていない現状もあります。続きを読む

霊柩車

霊柩車と言われて思い浮かぶのは、金色の派手な装飾が施された霊柩車ではないでしょうか。もともと霊柩車とは、人力で棺を運んでいた時代に棺を装飾していた輿を自動車に再現したものと言われています。このような輿の装飾が施された霊柩車を現代では宮型霊柩車と呼んでいます。最近では葬儀の規模や経済状況によって霊柩車の種類も幾つかから選べるようになっ...続きを読む

寝台車

寝台車とはベッドのついている列車と同じ字ですが、ここでいう寝台車とはストレッチャーでの移動が必要な人をストレッチャーごと運べるバン型の自動車を言います。寝台車には病人や怪我人など生きている方を運ぶためのものと、亡くなった方を病院から自宅や斎場まで運んだり、事故現場などから警察署などへ運ぶために使われるものの二種類があります。その中で...続きを読む

事前相談(葬儀)

葬儀は、故人が亡くなったとたんに準備が始まり、数日のうちには終えてしまうというあわただしいものです。最愛の人の死期が迫っているといわれても、どうにか助かってほしいと思うのが、人間として当然の感情ともいえます。時間に追われ、精神的にも疲労困憊した状態で、さらに非日常的な葬儀の知識を持ち合わせていないまま、病院の出入りのところに運搬を任...続きを読む

エンゼルケア

故人の死後の処置をすることを、エンゼルケアと呼びます。個人に対して、綿を詰め、身体を清め、身なりを整え、死装束の準備や着替えをするのは、本来は家族や親族の仕事でした。病院で亡くなる人が増え、綿詰め、清拭(せいしき)をベースに、看護婦さんが行なってくれる死後処理になっていきました。また、専門業者が行う湯灌もエンゼルケアの一つともいえま...続きを読む

安楽死

安楽死とは、死期が迫った患者を、耐え難い肉体的な苦痛から解放するために、医師が積極的または消極的に自殺を助ける行為をすることをさします。患者自身が死を望み、倫理的に妥当と思われる方法で行われる必要があります。尊厳死と近似している部分もあります。呼吸困難に陥っている患者に対して、酸素マスクを外して死に至らしめる行為を積極的安楽死とする...続きを読む

安置施設

安置施設とは、遺体を一時的に保管・安置する施設のことです。亡くなった方を、自宅へ連れ帰って葬儀の準備をしますが、最近では、病院で亡くなった後、自宅へ連れて戻らず、そのまま安置施設がある葬儀式場などへ移動させるケースが増えています。密葬や家族葬の場合や、マンションなど手狭で近所の目があるなど、さまざまな理由で、自宅安置が減る傾向にあり...続きを読む

死亡診断書

死亡診断書とは、患者の死亡について医者が作成する書類(診断書)のことです。これをもって死亡を証明する書類です。医師が日頃から診断していた患者について、診察後24時間以内の死亡や、明らかに診察中の疾患によって死亡が確認できる場合に、作成されます。つまり、それ以外の疾患などで、突然亡くなってしまった場合には、医師は死亡診断書を発行するこ...続きを読む

監察医

監察医は、自治体の知事によって任命された、行政解剖を行う医者のことです。「行政解剖」とは、死因がはっきりしないが、犯罪性のない遺体(自宅での突然死など)の、死因を解明するために行われることです。一方、犯罪性の可能性のある解剖は、「司法解剖」と呼び区別しています。一般的にはこの二つの解剖を行う医師は、前者を監察医、後者は裁判所の委託を...続きを読む

検案書

検案書は、検案した医者だけが発行できる書類で、死亡を証明するものです。病院で治療中に、その疾患により亡くなった場合以外のケースで亡くなった方について、医師が検案して発行する書類です。死因に異常性が認められる場合には、所轄の警察署に届け出がされます。かかりつけの医者がいない場合なども、やはり警察へ連絡を取られることがよろしいでしょう。...続きを読む

検案

自宅など、病院以外で亡くなった方の死因、死亡時刻、異状死でないかの確認を医師が行うことを、検案といいます。異状性が確認されなかったら、医師は死亡検案書を作成し、異状性が認められる場合は、検察官や警察官が検視を行うことになります。続きを読む

遺体

遺体とは、亡くなった方のなきがらのことを指して使う言葉で、死体という言葉とは区別し、人格性を込めて使います。病院で亡くなられた場合、病院側が死化粧を整え、病室を出ます(病院側でされない場合も葬儀社が対応してくれます)。その後、病院の霊安室に移動したり、そのまま自宅へと運ばれます。ご自宅での遺体の安置が難しい場合は、葬儀社が保有する保...続きを読む

枕経

枕経とは、亡くなっていく人を仏弟子にして往生してもらうために、臨終を迎えつつある方の枕元で上げるお経のことです。現在は亡くなってからの読経が一般的です。仏式の場合、亡くなったら檀那寺(菩提寺)に連絡し、枕飾りのできたところで僧侶に読経していただきます。ご遺族も同席しますが、喪服である必要はなく平服(普段着)で構いません。祭壇の必要も...続きを読む

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