超高齢化社会

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超高齢化社会の意味(超高齢化社会とは)

超高齢化社会とは、65歳以上の高齢者が占める割合(高齢化率)が21%を超えた社会であると世界保険機構(WHO)によって定義されています。

この割合が7%を超えると高齢化社会、14%を超えると高齢社会と呼ばれます。

日本は1970年に高齢化社会になってから、24年後に高齢社会、さらに13年後で超高齢社会となりました。

日本の高齢化率は世界でも類をみない速さで進行しており、2013年には総人口の4人に1人(高齢化率25.1%)、2035年には3人に1人(33.4%)が高齢者となるとされています。

超高齢化社会の実際

超高齢社会を迎えたことで様々な問題が生じています。

このままの高齢者の割合が増えるということは、年金や医療費などの社会保障費が増大するということから高齢化問題が言われています。支える現役世代は少子化により減少する一方なので、一人当たりの負担は大きくなっていくことから日本社会として大きな課題として捉えられています。

また、医療や介護に従事する若い労働力も不足しています。その結果、介護施設に入所したくとも満室で入所できず、在宅で介護する必要性がでてくる人もいます。

家庭内での介護は家族の負担が大きく、仕事との両立が困難で離職するケースも増えています。経済的負担だけでなく、介護疲れによる精神的な負担も大きいです。

その他、ブレーキアクセルの踏み間違いなど高齢者による交通事故の増加、高齢者が高齢者を介護する老老介護、孤独死なども問題視されています。

このように超高齢社会が引き起こす社会問題は深刻ですが、1つ1つの問題に対して当事者だけでなく社会や企業も課題を解決しようと取り組みはじめています。

できるだけ介護が必要な状態にならないよう、介護予防になる活動の場を設けたり、中高年向けの健康施設(ジムや教室など)が見られるようになったり、中高年の男性を受け入れる料理教室なども登場しています。

テクノロジーの進化もめざましく、介護用ロボットやこれまでになく快適な電動車いす、オートメーション機能付きの車をはじめこれまでになかった製品やロボットが生まれつつあります。

いつかはほとんどの人が高齢者になるのですから、歳を重ねることを前向きに捉えられる社会にしていきたいものですね。

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