題目塔

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題目塔の意味(題目塔とは)

題目塔御影石などを用いた供養塔で、街道、寺院、刑場跡地などに建立されていることが多いものです。「南無妙法蓮華経」が刻まれています。

題目塔に刻まれる南無妙法蓮華経の文字は独特の書体を用いています。

ひげのように伸びた書体は髭題目と呼ばれています。この文字は日蓮上人の筆跡をまねたものだとされています。お題目は日蓮宗で「南無妙法蓮華経」を唱えることです。

題目塔の実際

熱心な法華信者の谷口法悦は、京都の寺院を中心に題目塔を100基以上も建立したとされます。

谷口家は京都の商家で一族で題目等だけでなく、仏涅槃図、板曼荼羅などの寄贈をしています。題目塔の中には「谷口法悦供養塔」という名前がついているものも少なくありません。

東海道の川合と和田の境にある題目塔は谷口法悦が建立したもので、2.59メートルの高さがあります。川合のやけ地蔵、法界塔などとも呼ばれ、古くから近隣の人に親しまれてきました。

塔には「南無妙法蓮華経」の他に、右に「後五百歳中廣宣流布」、左に「天長地久國土安穏」、後ろに「施主谷口法悦」の文字が刻まれています。

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