供養塔

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供養塔の意味(供養塔とは)

供養塔とは、死者や祖先の供養のために建てる石塔の事をいいます。

また「供養のための会」を行ったという印の意味でも建てられることもあります。

供養塔には五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)、多宝塔、無縫塔などといった様々な形があり、平安時代末期ごろからはじまったとされており、供養のために石で造られています。

戦で命を失った者たちや、天災、戦争など多くの命を奪い、引き取り手のない遺骨を供養するために供養塔が建てられています。供養塔の多くは、死者のゆかりの地に建てられることが多く全国各地に点在しています。

一般の霊園で見られる供養塔の例
(墓石の右側にみえる、塔が供養塔)

供養塔の実際

現在では、一般の家でも霊園寺院で求めたお墓に、墓石以外に、五輪塔などの供養塔を建てる例も広くみられます。

供養塔を建立することで、先祖の供養を手厚く行い、功徳を積むことができるとされています。

先祖代々続く家において、古すぎてお墓なのかそうでないのか分からない墓石が多数ある場合に供養塔を建ててご先祖様を一つのお墓で供養するという事もみられます。

すべて自分のご先祖様だと分かっている場合には供養塔として一つにしても問題ないですが、石材店や菩提寺住職に相談をするなどして建てられることが良いでしょう。

分家したら先祖供養塔は必要?

必ずしも建てないといけないということではありません。

本家では先祖を祀り供養が出来ますが、分家をすると本家のお墓に先祖の仏がいるため祀ることは出来ません。ただ、今私たちがこの時代にいることは先祖があってのこと、ということは本家でも分家でも同じことです。そうした「先祖への感謝の気持ち」「お陰様の気持ち」を形にするひとつの手段として先祖供養塔を建てることがあります。

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