名義変更

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名義変更の意味(名義変更とは)

身内の方が亡くなって財産相続が行われる時、名義変更が必要なものがあります。

一番大きなものは土地や家屋などの不動産です。

また自家用車なども名義変更しなければ相続手続きを完了することができません。

勝手に乗り回すことは出来ても、車検の際に名義変更されていなければ車検を受けることができませんし、廃車にすることもできません。

預貯金の場合には一旦口座から全て引き出して財産分与するケースも有ると思いますが、金額が大きい場合には預貯金口座の名義変更をする場合もあります。

また株式や国債・ゴルフ会員権なども名義変更が必要になります。

もし亡くなった方が世帯主だった場合には、賃貸住宅なら賃貸住宅の契約の名義変更が必要になり、月々の光熱費などの名義変更や、引き落とし口座の変更手続きも必要になります。

故人が何らかの個人商店を営業していた場合には、その営業許可の名義変更なども必要になります。

名義変更が必要なのはプラスの財産ばかりではありません。借金の名義変更も行わなければなりません。

名義変更の実際

電気やガスなどの名義変更は比較的容易に可能ですが、財産相続に関わる名義変更は手続きや書類も少し面倒になります。

不動産や預貯金・自動車・株式などの名義変更は相続人全員の印鑑証明と必要書類への全員のサインが必要になりますから、それらの書類は全員が集まった時に纏めて作成してしまわないと後々何度も集まるというのは大変なことです。

また預貯金の引き出しや名義変更はさらに手間がかかる場合があります。故人の出生から死亡までの全ての戸籍が、各金融機関ごとに必要になります。

戸籍は子どもでもない限り1枚の人は少なく、直近では1948年・1967年・1994年に戸籍の改正が行われているため、それより前に産まれた人は、ただそれだけで複数の戸籍が存在します。

また婚姻や離婚でも戸籍が変わりますし、不動産購入に合わせて戸籍を新築の家に移動させる人も多く、また戸籍の筆頭者が変わる度に戸籍は新しく変わりますから、一人の戸籍の数は複数であることが殆どです。

また本籍地が現住所と離れている場合には、本籍地の戸籍を取り寄せるのにも手間がかかります。名義変更を行うには、コツがありますので、時間が限られている方や多忙な人は、相続手続の専門家に依頼するという方法も一つです。

<関連する用語>:財産相続 相続手続き 遺産分割 遺言書 遺言 検認 相続人 被相続人 遺言執行者 銀行口座の凍結 法定相続分 限定承認

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