「鎌倉時代」に関連する用語一覧

日蓮

日蓮とは、日蓮宗の開祖で、鎌倉時代の僧侶です。16歳で天台宗清澄寺に出家し、法華経の信仰を説きました。辻説法などにおいて他の宗派を攻撃、論破したとして、伊豆に流刑になり、許されて戻るとさらに他宗派を攻撃したため、佐渡に流されました。赦免後は、身延山で弟子を育成し、61歳で入寂しました。続きを読む

智積院

智積院とは、京都市東山区にある、真言宗智山派の総本山の寺院です。鎌倉時代の中期に、頼瑜が高野山から寺院を根来山(和歌山)へ移動しました。これが智積院の始まりです。巨大化し勢力を持ったために、豊臣秀吉と対立するようになり、根来山内の堂塔のほとんどを失ってしまいました。住職だった玄宥(げんゆう)は京都に逃れ、秀吉が亡くなった年に智積院を...続きを読む

阿弥陀如来

阿弥陀如来とは、仏教において、修行をして悟りを開き如来になったとされる仏です。浄土教においては、極楽浄土の仏で本尊となります。阿弥陀如来はすべての者を極楽浄土へ導くとされています。他力本願ともよばれ、どんな人でも「南無阿弥陀仏」を唱えることで、極楽浄土へ往生できるというのが浄土教の教えです。阿弥陀如来は全ての人を救おうと48の誓いを...続きを読む

禅宗

禅宗とは、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗に代表される座禅を用いた修行を行う仏教の宗派です。全ての人には、内面に仏性があり、それを再発見するためには座禅の修行を行い、仏教における心理を体験をもって知るとされています。インドに始まった禅を6世紀の前半に達磨が中国へ伝えて発展させました。日本では鎌倉時代の初期に栄西の臨済宗、道元の曹洞宗、江戸時代...続きを読む

時宗

時宗とは、浄土教の一宗派で、鎌倉時代に一遍を祖師としておった宗派です。総本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺です。一日に六回、決まった時間に念仏をとなえる集団を六時念仏衆と言い、一遍は弟子と自分を「時衆」と称していました。「宗」の文字を使うようになったのは、江戸時代以降とされています。阿弥陀経を根本経典とし,臨命終時を説きました。平生が臨...続きを読む

檀家

檀家とは、特定の寺に所属して寺を支援する家のことを指します。「ダーナパティ」というサンスクリット語から来た言葉で「寺や僧を援助する庇護者」という意味があります。檀家が、葬祭供養一切をその寺院に任せる代わりに、布施として経済支援を行うことが檀家制度です。鎌倉時代から使われ出した言葉で、室町時代の末期頃から自然と檀家関係ができたといわれ...続きを読む

六曜

六曜とは中国暦の陰陽五行説から生まれた考え方で、吉凶の判断基準を含んだ暦注のことです。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の文字通り、六つの曜で構成されます。中国より日本に伝来したのは鎌倉時代のようですが、世間が用いるようになったのは明治以後で、現在のように一般的かつ幅広く普及したのは昭和以降、特に太平洋戦争後といわれています。六曜は...続きを読む

日蓮宗

日蓮宗とは、鎌倉時代に日蓮によって始まった仏教の一派です。妙法蓮華経を唱えるので、日蓮法華宗とも言われています。日本人の宗祖の名前が宗派名になっているのは、日蓮の日蓮宗のみです。南無妙法蓮華経の七文字は、本仏の声そのものという考え方です。日蓮入滅の日のお祭りは、お会式(おえしき)と呼ばれています。池上本門寺(東京)の10月12日のお...続きを読む

曹洞宗

曹洞宗は、禅宗の一つです。鎌倉時代に道元が中国から日本へ伝えました。本山は、福井県の永平寺と横浜市の総持寺です。坐禅を修行の中心に据え、只管打坐というただひたすらに坐禅を行うことを、最も重視します。即心是仏という、坐禅の状態で日常生活を生きていくことを説きます。禅戒一如とも言い、坐禅で学んだことが、生活に現れるという考えからです。南...続きを読む

臨済宗

臨済宗は、禅宗のひとつです。中国禅宗の五家七宗の一つが、鎌倉時代に明庵栄西が日本に伝えました。看話禅は、師匠が出す公案という問題を、弟子が、体全体で答えを見出す中で、理論を超えた真実を探すというものです。また、師匠と二人きりで対面し、弟子が提示した結果を、師匠が検証する参禅を行うことで、体得しました。浄土宗、浄土真宗の念仏を唱えて極...続きを読む

踊り念仏

踊り念仏とは、踊りながら太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らし、念仏を唱えることを言います。起源は平安時代中期の僧空也にあるとされています。その後鎌倉時代に一遍(1239~1289)が門弟とともに各地を遊行しました。(遊行:僧が布教や修行のために各地を巡り歩くこと)彼らは一念の信を起こし、念仏を唱えた者に札を与えました。このことを賦算(ふさん...続きを読む

小松石

本小松石とは、神奈川県の真鶴町で産出される質の高い安山岩をよび、高級石材として用いられています。本小松石は、香川県産の庵治石と並んで、東西の石材の横綱と呼ばれ、最高級に位置する評価の高い石材です。山から切り出した本小松石は表面が赤褐色ですが、研磨することによって表出する灰色から淡い緑色のきめ細かな石肌、独自な色味が特徴で、特にわずか...続きを読む

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