初めてを応援!定年後もスマートに生きるためのネット講座「Facebookのはじめ方」

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50代後半から60代という定年世代の時期には、子どもが結婚や就職などで家を離れたり、高齢の親と同居することになったりなど、これまでの家族構成が変化したというご家庭も多いと思います。

インターネットの一番の醍醐味といえば、人とつながること。

身近な人々はもちろん、距離の離れた人と交流したり、懐かしい人に再会したり、今まで出会うことのなかった新しい友人をつくることもできます。

そして、インターネット上で多くの人たちが集まって交流する場所が、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と呼ばれるものです。

今回は、世界でもっとも有名なSNSであるFacebook(フェイスブック)についてご紹介します。

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インターネットは顔が見えないから不安?Facebookは「実名制」だから安心

Facebookは、世界22億人・日本国内2,800万人以上が登録している世界最大のSNSです。(2019年2月時点)

ところでインターネット上の人間関係といえば、相手は匿名で誰なのかわからない、トラブルが多い、といったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。

ほかのSNSとは違うFacebookの大きな特徴は、「実名制」であるということ。

本名での登録にためらいを感じる人もいるかもしれませんが、みんな本名で登録しているからこそ、人間関係のトラブルが起きにくいのです。

顔の見えない相手と話をするより、出身地や勤務先、趣味など、わかっていた方が安心できますよね。

そんなFacebookは「信頼性の高いSNS」として、個人だけではなく多くの企業にも利用されています。


定年世代に知ってほしい!Facebookでできること

Facebookに登録すれば、登録者同士で「友達」になることができます。

「友達」同士になれば、お互いのプロフィールを見たり、コメントをしたり、近況を知ることができるようになります。

人の投稿に対して「いいね!」というボタンを押して、簡単に気持ちを表明することもできます。

「友達」が最近どんなことに夢中になっているのか、どこに旅行に行ったのかなど、お互いに近況を報告しあえるのがFacebookの魅力です。

もともと親しい友人であっても、Facebookを通じて新しい一面を知れるかもしれません。

また、Facebookには、あなたの「友達」の可能性がある人が「知り合いかも」と表示されることがあります。

もしかすると、何十年も会っていなかった昔の友人とFacebookで再会するかもしれません。

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実名だからこそプライバシーに注意

Facebookは実名だからトラブルが起きにくいとは言いましたが、もちろん注意は必要です。

特に注意しておきたいのはプライバシーの設定です。

Facebookではプロフィールを公開する範囲を設定できるようになっています。生年月日や居住地、勤務先などは大切な個人情報なので、SNSに慣れていない方や心配な方は、トラブルに巻き込まれないよう公開範囲を「友達」までに設定しておくのがおすすめです。

Facebookに投稿する際に気をつけたいのは、個人や自宅が特定されるような情報は気軽に投稿しないことです。

例えばよく行くお店や、自宅の周りの写真などを投稿していると、見知らぬ人に自宅や勤務先などを特定される可能性もあります。

また、知らない人から「友達申請」が来ることもありますが、自分とのつながりがわからない場合は、拒否しておきましょう。

Facebookに登録してみよう!

危険性もお伝えしましたが、使い方を間違えなければFacebookは安全に楽しめます。

まずはFacebookのアカウントをつくってみるところからスタートしましょう。

ステップ1 「アカウントのつくり方」

最初に「Facebookアカウントの作成」というページに行き、氏名とメールアドレス、パスワード、誕生日、性別を記入します。

(メールアドレスのつくり方は【初めてを応援!定年後もスマートに生きるためのネット講座「はじめてのアドレス取得」】を参照)

Facebookでは偽名や自分以外の名前での登録が禁止されているので、本名で登録するようにしましょう。

その後、登録したメールアドレスが本人のものであることを確認して、登録は完了です。

ステップ2 「友達をさがす」

Facebookに登録できたら、次はFacebookに登録している「友達」を探しましょう。

Facebookでは、メールアドレスのアドレス帳の中からすでにFacebookに登録している人を自動で探してくれます。

もし、いきなり「友達」を増やすのに抵抗があれば、ここでは「スキップ」しておいて、あとから「友達を検索」することもできます。

ステップ3 「プライバシーの設定」

次はプライバシーの設定です。

「設定」の中から「プライバシー」に進むと、情報を公開できる範囲を細かく設定することができます。

「私のコンテンツを見ることができる人」は、最初は「友達」までに設定しておいて、使い方に慣れてきたら広げていきましょう。

ステップ4 「タグの設定」

「設定」から「タイムラインとタグ付け設定」に進みます。

「タグ」とは写真に付けられることが多く、「この人は○○さんです」と指し示すものです。

自分は気をつけていても、知人が勝手に自分をタグ付けして、いつ・どこで何をしていたのか知られてしまうこともありえます。

ご自身の使い方に応じて設定を変更しましょう。

ステップ5 「通知の設定」

「設定」から「お知らせ」に進みます。

重要だと思う通知以外は切っておいた方が、落ち着いてFacebookを楽しめるでしょう。

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トラブルに巻き込まれないためにはプライバシーをしっかり守ることが大切ですが、Facebookに慣れてくると、自分の投稿をたくさんの人に見てもらったり、新しい人とのつながりもつくれるようになります。

Facebookを通じて、たくさんの人と交流しましょう。

( ライター・ディレクター / 玉田光史郎 )

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