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小平霊園に樹林墓地が誕生して3年・・・

樹木葬・樹林墓地を巡る 第7回 都立小平霊園

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都立初の樹木葬・樹林墓地が誕生して3年、人気は続く

東京都内には都立霊園が8ヶ所ありますが、現在のところ樹木葬・樹林墓地があるのは、平成24年度より募集開始した小平霊園のみです。

また、この樹木葬は、生前の申込みが可能である点が特徴の一つです(樹木葬ではない合葬埋蔵施設での生前申込みは、多磨霊園や小平霊園、八柱霊園で可能)。

自然が好きで自然に還りたい、跡継ぎがいない、お墓には抵抗がある、など様々な理由から樹木葬を選択肢とする方が増えています。民間の霊園でも樹木葬のニーズが高まる中で、募集が始まって3年目の小平霊園の「樹木葬」を再び訪問しました。

※前回訪問時の第1回 小平霊園の樹林墓地はこちら。


樹林墓地に納骨する方法やお参り方法とは?

  • 小平霊園 献花台と香炉が設置してあります
  • 小平霊園4 納骨式には白い囲いの中に骨箱や位牌などを置くことができます

自然に還るといっても納骨はどのようにするの?と疑問を抱く方もいるかもしれません。実際は、管理事務所の担当者に遺骨を預けて地下にある共同埋葬施設に遺骨を埋葬します。

納骨法要・納骨式の方法は自由ですから、特に宗教者を呼ばずに親族で手を合わせるなど様々です。管理事務所のスタッフに樹林墓地の特徴や木々の説明など詳しく聞いてみる機会にするのもいいと思います。

樹木葬ということで天候に左右される部分もありますが、天気がよい日は家族で写真を撮ったり、木々の自然風景を撮るのもいいでしょう。

また小平霊園では、毎年5月4日(みどりの日)に、樹の下に眠っている方々に花を供える献花式を行います。献花式には誰でも自由に参加可能で、色鮮やかな花がたくさん供えられます。

小平霊園の樹木葬は倍率が高いの?

  • 小平霊園 シンボルツリーのほかにもたくさんの木に囲まれています
  • 小平霊園 樹木墓地(個別)のまわりは広々としたスペースでお参りしやすい作りです

過去2回の募集では遺骨のない生前の申し込み枠への応募が多く、高倍率でした。生前で申し込みを受付けているのは小平霊園の樹林墓地・樹木葬と多磨霊園・八柱霊園の合葬埋蔵施設のみということで、応募が集中したようです。

初年度の生前申込区分の遺骨(1体)では、30体の募集数に対して、応募が959体で倍率が32倍でした。2年目の平成25年には、86体の募集に対して、応募が1692体で倍率が19.7倍でした。倍率が低いとはいえませんが、初年度に比べると倍率は下がっています。

また初回の募集では募集数が500体と限られていたため、結果的に倍率が高くなったようです。平成25年度には募集枠が1600体まで増えたため、全体的にみても16.3倍から9.9倍に下がりました。

今年の応募数は、合葬タイプの樹林墓地で1600体、個別タイプの樹木墓地で300体です。引き続き高い倍率が予想されます。

今年、平成26年度に新しく個別埋葬区画(樹木墓地)が募集開始

  • 小平霊園7 今年募集が予定されている樹木墓地(個別埋葬)
  • 小平霊園8 この下に埋葬され、眠ることになります

平成26年度の樹木墓地(個別)に関する募集情報が正式に発表されました。今回の募集数は、樹林墓地(合葬)が1600体、樹木墓地(個別)が300体です。

大ききなポイントとしては、樹林墓地(合葬)では生前申込みができるのに対して、樹木墓地(個別)では遺骨申込、つまり生前の申込は受付けていません。

費用は遺骨1・2体用、それぞれ1体あたり184,000円です。2体で申込む場合は、夫婦、親子又は兄弟姉妹の遺骨であることが要件とされています。

なお、既存の合祀タイプの樹林墓地では、13万1,000円(1体)です。

配布期間 6月27日(金)~7月15日(火)
申込期間 7月1日(火)~7月15日(火)
抽選日 8月27日(水)
使用許可 12月中旬
申込方法 郵送申込・インターネット申込
備考 申込のしおりは「TOKYO 霊園さんぽ」

民間で増える樹木葬、都立霊園の今後は?

  • 合葬埋蔵施設 平成10年度に導入された合葬埋蔵施設(小平霊園)
  • 小平霊園一般墓地 一般埋蔵施設(小平霊園)

この20年のあいだで都立霊園には、長期型埋蔵施設(みたま堂)、合葬埋蔵施設、樹林墓地・樹木墓地と一般的な個人のお墓以外に様々な種類のお墓が誕生しています。

お墓の数の問題だけでなく、様々な事情で従来の「お墓」を護る・継ぐという概念が変化している時代的背景が影響しているのではないでしょうか。

ここ数年で民間が運営する霊園では、自然に還る樹木葬が増えています。宗教に縛られず、自然に還ることができたり、跡継ぎやお墓の管理を必要なかったり、生前の申し込みができたり、現代人のニーズに合っているのでしょう。

人気が高まる樹木葬ですが、東京都では小平霊園以外の都立霊園での計画は発表されていません。

小平霊園の樹林墓地は3年目、樹木墓地(個別)は今年度が初めての募集です。他の霊園でも取り入れられるかどうかは樹林墓地・樹木墓地の反応次第かもしれません。今後も注目です。

霊園名 都立小平霊園
運営者 公益財団法人 東京都公園協会
開園 1948年
樹木葬の開設 2012年
費用(粉骨未だ) 13.1万円(遺骨1体)
費用(粉骨済み) 4.3万円(遺骨1体)
樹林型の埋蔵予定数 10,700体(26年度は1600体)

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