「中国」に関連する用語一覧

天台宗

天台宗とは、法華経を経典とする仏教です。平安時代に最澄が開いた宗派で、比叡山延暦寺が本山になります。法華経を中心とする四宗(法華円教・戒・禅・密教)からなる大乗仏教全般を学ぶ宗派とも言われます。これは四宗相承とよばれています。天台宗の教えの一部をとりあげて、浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、時宗、日蓮宗が生まれたともいわれます。天台...続きを読む

梵字

梵字とは、インドで使われているブラーフミー文字の漢訳名といわれています。インドから仏教と共に中国から日本に伝来し、密教とのかかわり合いで神秘化された文字として使われたものです。また、サンスクリット語を表記するための文字とも言われています。梵字は、インドに紙がなかったためその多くは貝葉(椰子などの植物の葉を加工したもの)に書かれた文献...続きを読む

往生

往生とは、この世を去ったのち、他の世界に往って生まれ変わる事を言います。端的に、死ぬことを往生と指すこともあります。死後、念仏の功徳によって阿弥陀仏の国土である極楽浄土へ往って生まれ変わる事をさしています。死者が極楽浄土へ往き生まれ変わることで仏になり、悟りを開くことを願った行為です。そのため、極楽浄土へ往き生まれ変わることだけでな...続きを読む

五色旗

五色旗は日本古来の独自の宗教である神道において、その葬儀の際に飾られる五色の旗(吹流し)です。葬儀で使われるので地味なものを想像しがちですが、五色旗で使われている5つの色は青(緑)・赤・黄色・白・黒(紫)で大変派手なものです。この五色には意味があり、中国の五行説が発祥とされています。五行説では「全てのものは木・火・土・金・水の5つの...続きを読む

唐木仏壇

唐木仏壇とは、黒檀や紫檀と言われる銘木を用いて、木目の美しさを生かした仏壇を、唐木仏壇といいます。金仏壇に比較して簡素なもので、木材の種類や材質により、価格が違ってくるのが特徴です。唐木は、中国が唐と呼ばれていたころ、外国産の銘木を用いて作った仏壇ということから名づけられました。黒檀と紫檀は、唐木と呼ばれていたこととも関係しています...続きを読む

金仏壇

金仏壇は、白木の材質に、金粉や金箔を施して仕上げた仏壇のことです。蒔絵、彫刻など日本の伝統工芸の技法を垣間見ることができます。浄土真宗では金仏壇を持つことが一般的です。金仏壇は全国に産地がありますが、経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けているだけで、15の産地(名古屋仏壇・京仏壇・大阪仏壇・広島仏壇など)があります。それぞれの産...続きを読む

火葬率

火葬率とは、遺体を埋葬する方法として火葬を用いる割合のことです。火葬は、諸外国でも行われている遺体を葬るための手段の一つであり、遺体を焼却することです。遺体を焼却した後、壺(骨壺)に入れて墓や納骨堂に納めます。火葬はインドが発祥とされており、仏教の伝来とともに中国や朝鮮半島などにも広まり、日本においては文武天皇4年(700年)、僧侶...続きを読む

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