定年退職からの住まい・暮らしの選択肢をまとめました

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長年勤めた会社を定年退職したり、子育てが落ち着いたり、自営業も一段落したり。環境の変化にともなって住まいについて考える人もいます。

この記事では定年退職前後に知っておきたい「人生の後半の住まい・暮らし」の選択肢についてまとめました。

家を快適に!配置替えやリフォーム

定年退職やこどもの自立をきっかけに生活リズムが変わることもあり、それまで住んできた家を今後の自分にあった配置に換えたり、思い切ってリフォームを行う人も多いようです。

配置換えは子ども部屋が空いたので妻がはじめての自分の部屋を持つ、夫が書斎をもつ。2階にめったに使わないものを納めて、1階だけで生活できるようにする。などセカンドライフの生活スタイルにあわせて行うと良いですね。

定年後の住まい
リフォームになると、お風呂にトイレ、キッチンや廊下に手すりをつけて身体が弱った時に備えたり、段差を無くしたりとバリアフリー化に注力したり、老朽化で痛みが気になっていた部分を一新したりと新生活に向けて整えていくようです。

住み続ける我が家、でもいつかは・・・


平均寿命でみると平均20年はある人生の後半に備えた整理、整備が大切ですね。

1つ重要な視点はお子様がいる場合は同居の可能性はあるのか?自分たちがいなくなった後は自宅をどうしてほしいのか?

といったもしものことの後についてできるだけ夫婦、親子で話し合っておくと万が一のときの相続や自宅整理の際に残された側が困りません。自分がいなくなった後のこともふまえて住まいについては検討すると安心ですね。

老後に備えて、移住

住んでみたかった地方で暮らす。よくテレビや雑誌でもみかける「スローライフ」や「田舎暮らし」と呼ばれる住まいの選択肢ですね。

移住したいとおもっている人の希望する移住先


「地方都市部」が55.2%
「農山漁村地域」20.3%
「大都市部」14.0%
「海外」9.6%
というデータがでています。

移住する際に重要視されている点


「医療・介護の環境が整っている」が65.1%
「商業施設があり買い物が便利」が61.8%

と、生活していくうえで必要な施設がそろっていることでした。
(2015/10/17内閣府「国土形成計画の推進に関する世論調査」より)

ただ、都市部に住みたいという希望とは裏腹に賃貸の場合、貸主が高齢(70代以上など)な方への貸出を拒否するケースも珍しくありません。

国土交通省の調査によれば貸主で「入居に拒否感」が6割というデータもでています。一方で、空き家問題は東京を中心に深刻になりつつあり、これを受けて国として様々な法整備をはじめています。

直近では高齢者や障害のある方等の入居を拒まない2017年10月25日に住宅セーフティネット法が改正されました。高齢になっても環境や体の状態にあわせた住まいを選択できる社会になっていくことが望ましいですね。

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