家の解体ってどんなところに依頼すればいいの？

家の解体は人生で何度も経験しないこと。

なかなか馴染みのないことですから、建物解体をどこに頼めばいいのか想像が付かない場合もあるでしょう。今回は解体を依頼する業者の種類や選び方のポイントについてまとめました。

家の解体が必要になったら？

家の解体が必要になったら、まず建物を解体してくれる業者を探します。

家を建てるときには、ハウスメーカーや工務店に依頼することが一般的ですね。一方で家を解体するときには、ハウスメーカーや工務店だけでなく解体を専門とした解体業者に依頼するという選択肢もあります。

解体専門店、ハウスメーカー、工務店など選択肢は多い

家を解体する業者

１．解体専門の業者
２．ハウスメーカー
３．工務店

この３つを見るとハウスメーカーや工務店など家を建てる会社に相談すれば安心だと思いがちですが、実際は解体工事を専門にしてる会社に外注している場合がほとんどです。ハウスメーカーや工務店から実際は解体工事専門に外注する分、見積もりが割高になるケースもあります。

建物解体だけのコストを考えると、ハウスメーカーを通すよりも解体専門の業者に依頼したほうが費用を抑えられる可能性が高いです。

地方の物件に関して考えると、地元の業者は移動費用がかからず、アフターサービスも受けやすいメリットがありますが、少し離れた大きな町の解体業者は、競争力があって割引率が大きいところもあります。

知り合いの業者、近所の業者でなじみのある方に依頼するというケースもあります。同じエリア内に構えている業者のほうが安心を感じる方もいれば、近いからこそ実際に相談するかわからない状況で相談や見積もりに抵抗がある場合もあります。自分が重視したいことを明らかにしておきましょう。

また、解体したい建物の種類や立地によって、費用や期間が異なります。費用が抑えられることは大事ですが、費用の安さだけで品質に問題があったり、後々のトラブルに繋がることもしばしばあります。見積もりの金額だけでなく、説明の内容や対応についてもしっかりチェックしましょう。

LINK　: 建物解体の工事の流れや費用、葬儀後にまつわる相談事例を紹介しています。
特集「建物解体」でみんなが気になること

家を建て替える場合は？

更地にしたところに新築の家を建設する予定がある場合は、依頼しているハウスメーカーに、一括で仕事を任せることもあるでしょう。

一括して依頼することで担当窓口が決まっていて安心だと感じる場合は一括依頼のほうがおすすめですが、一括で依頼しなければならない縛りはありません。

家を建て替える場合は、「分離発注」といって、ハウスメーカーや工務店に依頼する範囲と「建物解体」の部分を分けて発注する方法も可能です。

分離発注の場合は予めハウスメーカーや工務店に解体工事を分けて依頼したいことを相談し、確認しておきましょう。

分離発注の相談を拒む業者さんが全くいないわけではないので、もし頑なに拒む業者さんであれば、大事な家の建築をお任せする業者としてふさわしいか考え直すことも必要かもしれません。

ハウスメーカー、工務店、解体を専門とする業者（解体業者）のどこに依頼するか絞ったあとは問い合わせをして、現地調査をしてもらい、費用の見積もりや工事の内容を確認しましょう。

解体業者の選び方が家族で対立したら？

家の解体をするときに、夫婦や兄弟で話し合って進める中で、どんな業者に依頼したいか意見が分かれることもあります。

たとえば、

・家を建てたときにお世話になったハウスメーカー、近所の工務店、知人の紹介などの人脈を大事にして、費用よりも信頼や付き合い重視のタイプ

・インターネット等を活用して費用を抑えることを重視するタイプ

・複数見積もりを取って慎重に選ぶタイプ

・１社の見積もりで即決しようとするタイプ

このように解体業者の選ぶポイントが分かれる場合には、それぞれ見積もりを取って、建物解体工事の説明を受けてみることをおすすめします。

別のルートで２～３社の見積もりを取ることでお互いの譲れるポイント、譲れないポイントを確認し、意見をすり合わせて一致点を見つけましょう。

家を解体する費用（料金）や見積もりをチェックするときのポイントはこちらの記事で紹介しています。
https://en-park.net/books/7888

建物の解体工事の流れはこちらを参考に。
https://en-park.net/books/7991

解体を決めたら一度は読んでおきたい、建物解体工事の３大トラブルも紹介。
https://en-park.net/books/8023

解体するとなると金額も大きくなりますから、できるだけ2社、3社と複数の業者に現地見積もりを出してもらい、きちんと解体資格があって、費用と対応共に納得のいく業者に依頼をすることが大切です。