解体業者選びで大切な3つのポイント ~その1~

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解体工事をお考えの方の約9割が初めての経験で、その多くの方が不安をお持ちです。その中で、ご親族などが亡くなれた後に空き家になった建物の解体でお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

ここでは解体工事で後悔をしない為に確認しておきたい3つのポイントをあげさせていただきます。良い解体業者選びにお役立て下さい。

1.所持している許可証の確認

まずは最低限の確認事項ですが、許可証の有無を確認しましょう。必要であればそのコピーを見せてもらってもいいかと思います。

ここでいう許可証とは以下のものがあります。

解体工事をするにあたっての許可

建設業、とび・土木業、解体業という3種類があり、いずれかを持っていれば基本的な解体工事は出来ます。

しかし、工事の規模が大きいと(500万以上の工事になる)建設業が必要といったように規模によって変わってきます。

解体工事の際に出る産業廃棄物を収集・運搬する許可

こちらも自社で取得、あるいは収集運搬専門の業者さんにお願いするなどのケースがありますが、必ず必要になってくる許可です。一般的に「収集運搬」などと略されます。

2.マニフェストの確認

廃棄物が適正に処分をされたという事が確認できる書類の「マニフェスト」が出せるかどうかの確認も必要です。

マニフェストとは産業廃棄物の排出事業者がその運搬及び処理を他業者に委託する際、その過程を最終処理まで記録するシステムです。

これよって廃棄物が中間業者、最終処分業者へという流れを把握することができ、各段階で各業者から押印(受付日・事業者・担当者)されるので、委託したように廃棄物が処理されている事を確認できます。

新聞記事

また、マニフェストは7枚つづりになっており、それぞれが各業者により正しく処理されなければならず、各業者には5年間の保存の義務があります。

もし心配でしたら施主になられる方は廃棄物が適正に処理されたことを確認するために、マニフェストのE票のコピーを請求することをおすすめします。

最終処理が終わって押印されたものが業者さんに戻ってくるまでに時間がかかりますので、一般的に工事完了から1ヶ月くらいかかります。

マニフェストE票

マニフェストE票の例です。(地域によって形式は異なります)

3.加入保険の確認

解体業者さんが加入している「損害賠償保険」の有無とその内容も確認したほうがよいでしょう。万が一、何かあったときの為の事前確認はしておかれることをおすすめします。

「そんなことちょっと聞きにくい・・・」と思う方も多いはずでが、そこで丁寧に教えてくれない解体業者さんには解体工事を依頼することをやめるという判断基準にもなりますので遠慮せずにどんどん聞いてみましょう。

しっかりした解体業者にしてみれば全く問題のないことです。

解体工事前

【解体工事前】 空き家の様子です。

空き家をそのままにしておくとご近隣から苦情を受けてしまうこともあります。

解体工事後

【解体工事後】 整地が完了しました。

このように綺麗に整地された状態を最終確認し、長年お世話になった建物に対する感謝・供養の気持ちを持つことも大切です。


さらに続編の「解体業者選びで大切な3つのポイント ~その2~」でも、解体工事で後悔をしない為に確認しておきたい3つのポイントをお伝えします。



この記事を書いた専門家

池貝充隆
解体サポート 池貝充隆

建物解体の相談累計50,000件超、満足度97%の実績をもつ解体サポート。全国の安心・適正価格の解体業者をご紹介。テレビや新聞メディアでも話題のサービスです。0120-987-455(年中無休・9時~19時)

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