納骨堂のLINE見学予約受付中!動画解説付き【東京都港区の納骨堂/青山霊廟】
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亀甲墓は、沖縄県に多くみられる墓で、墓室の屋根が亀甲の形をしているため、この名がついています。
琉球王国では、士族の墓とされていましたが、明治12年琉球藩から沖縄県になったのをきっかけに、庶民にも急速に普及しました。
沖縄戦の被害と、戦後の米軍命令で、首里・那覇にあった多くの亀甲墓は失われてしまいました。戦時中は防空壕がわりに利用されていたそうですが、軍事施設と誤認されて爆撃されることもあったといいます。
現在では亀甲墓も小型化して、一般的な墓石の上部が亀甲型になっているものも増えています。
亀甲墓は中国南部の唐墓から伝わったといわれ、台湾や福建省には良く似た形式の墓があります。
亀甲墓以前の沖縄の葬送文化は、洞窟や岩陰に遺体を運んで風葬する習慣がありました。
その後、斜面や岩盤に横穴を彫り、入口をふさいだ掘込墓が作られ、それが発展して破風墓という家のような形の墓になります。
亀甲墓は、掘込墓の正面の屋根の部分を、亀甲型にしたものです。破風墓と構造が似ています。
墓の前に祭祀用の庭があり、石垣で囲まれています。庭の奥には複数の蔵骨器を収める墓室があります。個人墓ではなく、家族墓、門中墓と言われる一族の墓になっています。
毎年4月の清明祭や旧盆には、墓の前で家族が料理を持ち寄って、食事をする習慣があります。
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