友人形

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友人形の意味(友人形とは)

友人形とは、関西地方を中心に見られる習慣で、友引の日に葬儀を出す際にに入れる人形のことです。

友引の日は、友を引くという迷信があり、故人が友を連れて行くと信じる人もいます。

そのため、棺の中に身代わりになる人形を入れるようになったといわれています。

人形の形態はさまざまで、子どもが手に取って遊ぶような人形もあれば、木製のこけしのようなものに、手描きで顔や蓮の花などを描きこんだものもあります。

友人形の実際

従来友引には、「勝負なし、共に退く」という意味があり、友を引くという意味ではなかったものが、いつの間にかごろ合わせから、現在の友引の迷信になったという指摘もあります。

多くの地域では、友引には葬儀を出したがらない人が多いことも手伝って、火葬場が友引を休日に設定する傾向があります。1年の内、友引は約60日前後あると言われています。

一方、友引に関係なく葬儀を出す場合も近年では増えており、地域によっては友引でも通常通り、葬儀が行われています。

そんな中、友人形を使うことで、友を引かないようにという工夫がされているのです。

大阪では日本人形を表す「いちま人形」という言葉も使われているようです。

いちま人形は、ひな祭りや端午の節句の時に飾り付ける、子どもの形をした日本人形のことです。市松人形とも言われ、古くは裸の状態で売られていたもので、買った人が衣装を手作りして着せ替え人形にしたという、子どもの遊び道具でもありました。京阪地方では、いちまさんとも呼ばれています。

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