定年前に考える「失敗しないリフォーム」~分譲マンション編~

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定年後マンションのリフォーム間取り図ビフォアー1

定年退職を迎えるにあたり、長く住んできた自宅のリフォームや建て替えについて考えている方は多いと思います。定年世代でなくとも、子育てがひと段落した40代〜50代の方々も、多かれ少なかれ関心を持たれていることでしょう。

しかし、いざ「リフォームしたい!」「リフォームのことを聞きたい」と思っても、まず何をすれば良いのか、どこに相談したら良いのかと悩んでしまいます。

そんな悩みを抱える方へ「エンパーク」では、リフォーム・建て替えを熟知した“信頼できる建築家さんに相談すること”をご提案します!

細かな部屋割りを広々リビングへ、分譲マンションのリフォーム

第1回「築35年の一戸建て」のリフォーム編に引き続き、第2回目の今回は「分譲マンション」のリフォームをお届け。

建築家というと一聞、お金がかかりそうだし、敷居も高そう…と思われがちですが、実際は設計や建築のことだけでなく、具体的な提案からサポート、各所への代理人となってフォローやバックアップもしてくれる等、迷える私たちにとって心強い存在なのです。

前回に引き続き教えていただくのは、建築家・金子智子さんです。建築家さんがリアルに手がけたリフォームついて、ビフォーアフターの説明を交えてシリーズでご紹介します。

どんな要望を伝えれば良いのか、どこをどんな風に変更したのかなど、ぜひ参考にしてみてくださいね。

定年後築35年一軒家のリフォーム

子どもが巣立った後、定年を機に古くなった間取りを今風に変えたい

リフォーム ビフォーアフター vol.2「分譲マンション(集合住宅) 新宿区Mさま宅」

Mさまプロフィール

  • 数年後に定年退職となるご主人(50代後半)
  • 数年後に定年退職となるご主人(50代後半)
  • 二人暮らし
  • 二人の娘さんは成人してそれぞれ独立、よく遊びに来る
  • 予算 1200万円 

リフォームのきっかけ

夫婦二人の住みやすい間取りに変更したい。古い間取りを今風に。お互いの趣味や好きなことをする空間が欲しい

リフォーム前《 ビフォー間取り 》 住居専有面積:約69㎡

定年後マンションのリフォーム間取り図ビフォアー2

たっぷり収納が欲しい、水まわりも新しくして住みやすく

具体的なご要望

  • (1) 玄関を広く、靴の収納スペースも増やしたい
  • (2) トイレやバスルームなどの古くなった水廻りを新しくしたい
  • (3) 区切られた間取りを使いやすくしたい
  • (4) 和室をなくしてリビングを広くしたい
  • (5) ご主人の趣味・オーディオやTV機器をリビングに配置したい
  • (6) 奥様のスペース・パソコンの場所も欲しい
  • (7) キッチンを使いやすく、収納を増やしたい
  • (8) 娘さんたちが帰ってきた時に使えるよう、個室は確保したい
  • (9) お部屋それぞれに収納がほしい
  • (10) 床暖房を設置したい
  • (11) リビングに集まれるよう、くつろげる空間にしたい

金子さん「娘さんたちが成人して巣立った後の分譲マンションのリフォームです。ご夫婦で楽しみながら快適に過ごせるお部屋にしたいという要望をいただきました。ご主人様はオーディオ周辺を充実させたい、奥様はキッチンリフォームと趣味のパソコンを楽しめるスペースをご希望ということで、リビングを中心に大改造。小さく区切られた間取りを外し、それぞれの希望を入れた広めのリビングをつくりました。収納が少ないというお悩みもあり、空間を使った収納スペースも多めに設置しています」

定年後マンションのリフォーム4

夫婦ふたりの趣味スペースも備えた快適空間に大変身!

リフォーム後《 アフター間取り 》

定年後マンションのリフォーム間取り図アフター2

かかった費用

約1,200万円

施工期間

約6ヶ月

金子さん「和室を取り払い、小さな洋室をつなげたことで広めのリビングを実現。ご主人・奥様それぞれのご希望スペースもゆったり確保できるようになりました。なかでも一番のポイントは、娘さんが帰省した時に使えるように、洋室にロールカーテンを設置したことです。不意にお客様が来られても安心ですよね。また、お風呂や洗面・トイレなど、長年使ってこられた水廻りのリフォームも行いました。マンションでの水廻りのリフォームは難しいと思われがちですが、今回のようにトイレを移動するなど様々なことが可能ですので、遠慮せず希望を話してくださいね」

いたるところに小ワザの効いた広々リビング、スマートに動きやすい導線。ウォークインクローゼットや壁面収納が新設されており、お部屋の中もスッキリ片付いたそう。こちらも建築家さんが収納方法をさまざま提案されたとのこと。素人にはわからないことだらけなので、たくさん提案をいただけるのは嬉しいですよね。

お二人それぞれの居場所ができ、これからの生活がとても楽しみになる、とても羨ましいリフォームになっています。

定年後マンションのリフォーム3

規格通りのリフォームじゃない、希望が通るリフォームを!

家族一緒の空間で趣味のスペースがほしいという希望は、規格通りのリフォームでは難しい注文だと思います。そんな難しい要望も、建築家さんに相談したからこそできたのではないでしょうか。

ご主人と奥様それぞれの希望をしっかりヒアリングし、たっぷり時間をかけて何度も話し合いを重ねて作り上げたため、お二人それぞれの希望が叶えられたお宅に生まれ変わりました。

予算を考慮しつつ、希望の間取りやリフォームを提案できるのは、設計や建築のスペシャリストである建築家さんだからこそ。

これからリフォームや建て替えを考えている方は、希望や想いをしっかり聞いて受け止め、ちゃんと形にしてくれる建築家さんに一度相談してみてはいかがでしょう。

プロフィール

お話を聞いた専門家

金子 智子(かねこ さとこ)さん

金子智子プロフィール

  • 金子智子建築設計室
  • 一級建築士事務所【東京都知事登録第49636号】
  • 東京都木造住宅耐震診断事務所【登録番号443号】

武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。東京芸術大学美術研究科修士課程修了。建築家、東京都木造住宅耐震技術者、既存住宅状況調査技術者。株式会社近代建築研究所、株式会社早川邦彦建築研究室を経て独立。新築・増築・リノベーション、木造から鉄骨造、RC造など幅広い経験を持ち、戸建住宅、集合住宅、店舗、事務所などジャンルを問わず相談を受け付けている。

( 間取りイラスト制作: ゆみ・こけもも / 取材・文章:ライター たなべりえ )

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