納骨堂のお参り方法とポイント

記事を保存しました

改葬や自分たちの代から新しく納骨堂を購入したときに、従来の屋外のお墓参りのイメージはあるが、屋内納骨堂のお参りで何を気をつければいいのか、など悩む人もいるでしょう。

納骨堂のお参りで事前に確認しておきたいこと

納骨堂のお参りに予約は必要ですか?

納骨堂のお参り・お墓参りは予約が要らないところが多いです。

屋内にある納骨堂は、一般的に夜間は施錠されています。夕方のお参りを考えている場合には、事前に開門・閉門時間を確認しておくことをおすすめします。

ゆっくりお参りしたいときには混雑時期を確認

納骨堂のお参りのポイントは、お盆やお彼岸の時期には納骨堂のお参りで混み合う可能性が高いという点です。

ゆっくりと納骨堂参り・お墓参りをしたい場合は、事前に管理事務所に相談をして、納骨堂に行く時間を混雑しそうな時間からずらしてみたり、日にちをずらしてみたり、混む時間帯を避けるといいでしょう。

また、週末や連休などは、平日に比べて納骨式や法事法要が入っている可能性があります。じっくりとお参りをしたいときには事前にお寺や管理事務所に確認しておきましょう。

納骨堂のお参りの持ち物と服装

納骨堂のお参りで持参しなければいけない物は決まっていません。手ぶらでも構いませんし、お線香や故人の好きだった食べ物や飲みもの、お花を持って行ってもいいでしょう。

お花や食べ物に関しては、納骨堂によって受け入れ方や決まりが異なることがあります。

生花のお供えはNGで造花だけの納骨堂もあれば、お壇にお供えするのは造花で、生花をお供えする場所は別に設けている納骨堂もあります。

お供え物の飲食物は、一定期間過ぎたら、持ち帰って自宅のお仏壇にあげていただくといいでしょう。

お参りの服装で気をつけることはありますか?

服装は基本的に自由です。納骨堂の近くで用事がある際には、お買い物の帰りや遊びに行く前などの普段着でお参りして問題ありません。

屋内の納骨堂では基本的に靴を脱いでお参りします。素足で歩くのが気になる方は靴下を履いて行ったり、用意されているスリッパが気になる方はマイスリッパを持参するようにしましょう。

里帰りのタイミングでお参りに行ったり、自分の節目で納骨堂に行ったり、気軽にご先祖に会いに行けるといいですね。

自分の納骨堂・納骨壇の掃除やお手入れは?

基本的に納骨堂内はお寺や管理スタッフによって清掃など手入れされていますが、自分たちのそれぞれのお壇の中まで毎日掃除することは難しいでしょうから、自分の家の納骨壇は自分たちでも定期的に手入れするようにしましょう。

納骨堂参りの流れで気をつけたほうがいいことは?

お寺のしきたりや家族代々のお参りの方法があるかもしれません。

あくまで一例ですが、納骨堂にはご本尊が祀られていることが多いので、まずそのご本尊へ線香を上げて、手を合わせます。そのあと自分の家のお壇の前に行き、線香を上げて手を合わせます。

仏様にいつもご先祖を見守っていただいていることを感謝できるといいですね。

または、帰る際に線香をあげて挨拶するといった流れでもいいでしょう。

管理しているスタッフの方々に挨拶したり、いつも納骨堂を管理している方々への思いやりを忘れないでいたいですね。

納骨堂にお参りに来ている周囲への気遣いポイント

最近では宗派を問わない納骨堂も増えています。その納骨先のお寺と必ずしも宗派が一致していなかったり、特定の宗派を信仰していなかったり、様々な人が納骨堂を利用しています。

しっかりとお経をあげたい場合は、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。

檀家だけの納骨堂であれば大きな問題はありませんが、宗派が自由の納骨堂では、納骨している他の人々と宗派が違うことが多いです。

急に読経を上げられると、周囲はお経(お題目)も違うため困惑されるでしょう。

自分の宗派でお線香をあげたり供養することは悪いことではありませんが、大きな声でお経を唱えたりすると気になる方もいるので、タイミングをみたり、周りへの気遣いを忘れずにご先祖様の供養をしましょう。

関連する記事

タグ一覧

注目の記事【PR】

あわせて読みたい

カテゴリ別ランキングRanking

終活・エンディングのこと

もっと見る