我が家にあった盆提灯とは?

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関東は7月13日から、関西は8月13日からお盆が始まりますね。

初盆を迎えられる方や、お知り合いに提灯を送られる人は盆提灯を検討され始めることでしょう。

そもそも盆提灯とは?

ご先祖様や亡くなった人の霊がお盆になると家に帰ってくると言われています。迷わないよう、目印として古くは火を焚く迎え火送り火が主流でした。

今では火を焚くことが可能な住宅が減り、代わりとして盆提灯が仏壇や玄関先に飾られます。


お迎え用の家紋入り盆提灯

お盆(新盆)に盆提灯をなぜおくるのか?

盆提灯は「迷わないように」と、大切な人を想い、感謝の気持ち込めたお盆のお供えとされています。

このため、新盆(初盆)を迎えた家に、親戚や亡くなった人と親しかった方が盆提灯を贈る習わしになりました。

最近では現代盆提灯も

盆提灯は和紙でできていて、中で色とりどりの明かりがくるくると回ります。

ただ、昔ながらの提灯はお盆の時にしか活躍の場がなく、お盆が終われば片付けなければいけません。マンションやアパート、洋風のインテリアなど住宅事情も多様化する中で、旧来の盆提灯に躊躇する方も多いようです。

最近では、現代の生活様式に合わせたインテリアと調和する仏具・仏壇を取り扱う専門店もあります。


現代盆提灯「花あかり」


従来の盆提灯に比べてマンションや洋室にあっても違和感のないサイズとデザインが特徴です。


花あかりを供えた洋風の現代仏壇


お盆の際は仏壇など供養のスペースにあれば盆提灯となり、普段はフットライトなどのインテリアとして置いてあっても違和感なく使用できます。
 

大切なのは供養の心

旧来の形ももちろん大事ですが、形に囚われすぎて供養が続かなくなるのではなく、無理なくご先祖様や亡くなった方への「想い」を大切にできる方法が生まれています。

盆提灯は関東が7月に、関西は8月に入れば購入される方が多いようです。亡くなった方への感謝を込めて、お家にあった盆提灯を探してみるのもいいかもしれません。

 

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