ラビ

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ラビの意味(ラビとは)

ラビとはユダヤ教の指導者です。

律法に精通した宗教的指導者の敬称です。歴史的には優れた学者である場合も多くあります。

ラビはヘブライ語から来た言葉で、もともとはわが師、わが主人という意味があります。

ラビ・〇〇のように、苗字の前にラビをつけて敬称とします。

ラビの実際

前5世紀から後7世紀にかけてユダヤ教のラビは、律法学者の称号として使われる言葉でした。

後1世紀から7世紀にかけて、ラビは報酬を一切受け取らず、聖書とタルムードと言われるもう一つの律法と、その中の口伝律法を教える存在でした。

そのため、生計をたてるのに別の職業に就いていたといいます。中世以降のラビは、コミュニティの精神的な指導者となります。

ユダヤ教にも正統派、保守派、改革派があり、地域に密着して教えを説くラビの存在は、大きいものです。

世界中に生活しているユダヤ教徒は、信仰でつながっている存在でもあります。

タルムードはユダヤ教の聖典であるという理解がありますが、タルムードの権威はラビの権威であり、ユダヤ教の中でも、カライ派やサバタイ派はタルムードを認めず、ラビの存在も認めていないとされています。モーセのトーラーが聖典という考え方です。

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