洋型(お墓)
- 読み:ようがた
- 別名:
洋型の意味(洋型とは)
古くから日本のお墓の一般的な形として使われてきた凸型縦長のお墓に対して、最近では大人の膝ほどの高さの洋型のお墓が増えてきました。
洋型のお墓は墓石の量が少なくて済むので和型のお墓より費用が抑えられること、また比較的、敷地面積が限られていても見栄えがするなどの理由から墓地契約の際の永代使用料(いわゆる土地代)が抑えられるという特徴があります。
和型のお墓には伝統的な威厳や格式のようなものが感じられますが、一方、洋型のお墓は見た目がモダンで華やかな雰囲気があり人気が高まっています。
洋型のお墓にも色々なタイプがあり、高額な凝ったお墓を作ることも可能ですが、市町村などで用意している市営墓地などの場合には、外観を統一させるために決まった形のものしか建てられないところもあります。
元々は洋風の霊園などから広まった洋型のお墓ですが、墓地不足から1つ当たりの必要面積が少なくて済むという面で、新たに新設される霊園では洋型を推奨している霊園み見られます。

洋型の例
洋型の実際
一般的に墓石の表面には「○○家」と彫られることが当たり前でしたが、洋型のお墓では、宗教色があまり出ないことが好まれ「誠」「心」といった故人の好きだった言葉が彫られたり、残された家族が故人を思って「偲」「絆」などの文字が入れられたものも多く見られます。
また故人が大切にしていたペットの姿が彫刻されたり花がらが彫刻されるなど、おしゃれな墓石も増えています。