「四十九日」に関連する用語一覧

精進料理

精進料理とは、野菜、豆、穀類を工夫して調理した料理です。仏教では、殺生が禁じられているため、肉食はできません。そのため、僧が食べる食事は、精進料理が基本になります。美食を戒め、粗食であれという行でもあります。精進料理の精進は、ひたすらに仏道修行に努めることで、悟りを極めるための食事という意味もあります。続きを読む

七本塔婆

七本塔婆とは、初七日から四十九日(七七日忌)までの期間に行う、七回の法要ごとに合計七本の塔婆のことです。そもそも仏教では、死後四十九日のあいだ、七日ごとに閻魔大王により生前の所業を裁かれ、 四十九日目に判決が言い渡されるといわれています。 この四十九日目の判決の日が「忌明け(満中陰)」とされており、この忌明け法要(満中陰法要)までは...続きを読む

個人情報保護法

個人情報保護法は個人の権利と利益を保護するため、個人情報を取り扱う会社が、個人情報を取扱う際に、一定の規制を定めたものです。多くの企業が顧客の情報を取り扱う現代、葬儀社においても個人情報保護法に基づき、個人情報の取り扱いを徹底しているのが現状です。プライバシーおよび個人情報の保護には、最大限の注意を払っているのが一般的です。続きを読む

忌中払い

忌中払いとは、四十九日の間には精進料理を食べて故人の供養をしてきた人たちが、忌明けに精進落としで肉や魚を食べて、通常の生活に戻るけじめになる会食のことです。地方によってさまざまな呼び方があり、忌中引き、お斎、御苦労呼、法宴、座敷洗い、忌払いなど、地方や宗派でさまざまな言い方があります。続きを読む

御仏前

御仏前とは、仏前を丁寧に表したもので、仏教の法事で香典袋や不祝儀袋、供物の上書きに使う言葉です。御仏前は忌明けに使用する言葉で、その前までは御霊前と上書きを用いるとされています。亡くなって四十九日の間に、霊が仏になる準備をするといわれているため、忌明けまでは御霊前、忌明け後は御仏前という言葉を使います。7日ごとに7回の修行を終えて始...続きを読む

忌払い

忌み払いとは、忌明けの四十九日まで、殺生をせず、肉や魚を食べないでいて、忌明けに普通の食事に戻ることをさします。精進落としとも言われているものです。本来の忌み払いは、殺生を避け精進料理を食べていた忌中が開けた時に、一般の食事に戻ることをさした言葉でしたが、現在では忌み払いや精進落としと言うと、葬儀の時に、お世話になった方や参列してく...続きを読む

粗供養

粗供養とは、葬儀や法要の際に供養をいただいたことに対して、お返しをするための粗品を贈ることです。関西地方で多く使われる言葉です。東日本では「志」という言葉を用いることも多くあります。通夜、葬儀、法要などの際には、返礼品のかけ紙の表書きの献辞として使われます。一般的に会葬礼状に添えて渡し、ハンカチやお茶、海苔などを粗供養として会葬礼品...続きを読む

逮夜

逮夜とは、命日や七日ごとにある忌み日の前日の夜を指す言葉で、亡くなった日の前夜という意味です。一般的には、四十九日や一周忌などの供養の日の前日、命日の前夜に法要を営む事をいう言葉です。逮夜の法要では、集まった人たちに飲食の席を設けて接待します。故人は亡くなった日から七日ごとに閻魔大王などに裁きを受けるとされています。そして四十九日に...続きを読む

霊前祭

霊前祭とは、仏教の法要にあたる祭式です。霊前祭は、翌日祭・十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭・五十日祭・百日祭という風に続きます。霊前祭は、自宅か斎場で行い、神社では行いません。仏教でいう忌日は斎日と言われ、亡くなった日から十日ごとに定められています。十日祭から四十日祭は、近年では省略されることが多くなっています。年式祭は一年、三...続きを読む

百ヶ日

百ヶ日とは、故人の忌明け後の初めての法要です。100日後に行なわれるものです。四十九日の次に行なわれる大きな法要ですが、場合によっては親族や近しい人だけで行うケースも増えています。百ヶ日の法要にあわせて、偲ぶ会、お別れ会といった集まりをとりおこなうケースも増えています。百ヶ日は卒哭忌(そっこくき)とも言われています。哭は声をあげて泣...続きを読む

葬送儀礼

葬送儀礼とは、死者を葬る一連の儀礼のことです。葬送儀礼を略して葬儀と呼ぶのが一般的です。葬送における葬は、草むらに遺体を遺棄することを言い、葬送の送るという文字は、死者を送る野辺の送りのことです。遺体を草むらへ遺棄するために、野辺の送りの手順を整えたのが、葬送儀礼の始まりといえるでしょう。死出の支度として、笠、杖、六文銭や米などを棺...続きを読む

忌明け

忌明けとは、家族・親族を亡くした遺族が故人の冥福を祈って喪に服していた忌服(故人の冥福を祈り、喪に服す)期間を終える日を言います。または、その日を迎えたことを言います。この忌服期間は宗教により異なり、仏式の場合は四十九日までを「忌中」とし、1周忌までを「喪中」とします。神式の場合は五十日が忌明けに相当します。仏式の場合は、多くの宗派...続きを読む

納骨

納骨とは、お骨の入った骨壷をお墓の中に収めることを言います。地方や宗教によっても違いがありますが、四十九日法要の後にお坊さんと一緒にお墓に行き、その中に骨壷を納めてお経を唱えてもらう場合などがみられます。葬儀後の法要としては、初七日を葬儀当日に繰り上げ初七日として行うケースも増えてきましたが、本来は亡くなってから7日毎に法要が行われ...続きを読む

当日返し

当日返しは、返礼品を通夜や葬儀の当日に、受付で渡す香典返しの返礼品のことをいいます。会葬返礼品のように、参列者の全員に渡す返礼品は、当日に礼状を添えて渡すことが一般的ですが、最近では、本来は四十九日の忌明けを待ってお返しする香典返しも、通夜や告別式当日に一緒に行うこともみられています。会葬返礼品を用意し、香典返しの当日返しの品と合わ...続きを読む

返礼品

返礼品とは、通夜や葬儀に参列してくれた人へ、お礼状をつけて渡す品物のことです。会葬返礼品は、香典をいただいていない場合でも、弔問客の全員に渡します。香典返しは香典をいただいた方に返礼品を送ります。当日、葬儀の会場で渡すケースと、忌明けに送るケースとがあります。通夜に一般会葬者にも料理を振る舞う(通夜振る舞い)地域では、通夜に弔問して...続きを読む

香典返し

香典返しとは、忌明け法要(四十九日)が終了後、法要が無事に終わったという報告を兼ねたお礼のことをいいます。香典返しを行うタイミングは、忌明け当日から一ヶ月以内が妥当とされ、挨拶状を添えてお渡しします。仏式の場合は「(忌明)志」神式の場合は「偲草または志」と表書きし、結び切りの水引をかけます。キリスト教式の場合、水引はかけません。水引...続きを読む

五十日祭

五十日祭は、神道における四十九日にあたります。忌明けとなる斎日でもあります。清祓いの儀を行い、神棚や祖霊舎の白紙をはがします。神道では、忌中は10日ごとに祭典を行います。十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭と続けて、五十日目に五十日祭となります。仮祖霊舎には、お供物と拝礼を欠かさないようにします。米、酒、塩、水を毎日取り換えるように...続きを読む

しのび手

しのび手とは、音をたてないように打つ拍手のことです。神社に参拝する時に音をたてて行う柏手(かしわで)に対して、神道の葬儀では音を立てない「しのび手」を用います。神式の葬儀では玉串奉奠のあとに、祭壇に向かって「二礼・二拍手・一礼」をします。この際の二拍手は、右手の親指以外の四本の指で左の掌を音を立てないようにそっと打ちます。神道の葬祭...続きを読む

唐木位牌

四十九日などを区切りに、故人のためにつくる本位牌は、材質や塗りによって、「塗位牌」と「唐木仏壇」の2種類があります。唐木位牌は、黒檀や紫檀、白檀(びゃくだん)、欅(けやき)などを材料に用いた、木目を生かした位牌です。材料になる木材は、海外から輸入される銘木を用いるため、唐木の名がついています。硬度が高く、耐久性に優れ、虫や菌がつきに...続きを読む

忌中

一般的には、亡くなってから四十九日までの期間を「忌中」と言います。家族が亡くなると、喪に服す(忌に服す)とは昔から言われることですが、身内の死を受けて、身を慎むことは「忌服」と言います。また、「忌中」と「喪中」は期間は違えど喪に服す「忌服」期間であり、過ごし方や気をつけるべき点などに大きな差はありません。かつては伝統的に、身を慎んで...続きを読む

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