保有している納骨堂がいっぱいになったら?

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納骨堂には、個人用や家族用などタイプが様々ありますが、納める骨壷の数が増えてどうすればよいのか?何人まで納骨できるのか?と不安になる方もいるのではないでしょうか。

エンパーク編集部
納骨堂の相談員経験があり、複数の納骨堂を取材してきたエンパーク編集部がお伝えします。

納骨堂には何人(遺骨を何体)まで納骨できますか?

エンパーク編集部
◯人まで納骨可能。など契約にあたって人数制限がある納骨壇は契約人数分まで納骨が可能です。

人数制限が特にない場合は納骨壇がいっぱいになっても、古い遺骨を布袋に移し替えたり、永代供養へ納骨することで制限なく納骨が可能です。

納骨堂に何人までの納骨が可能なのかというのは、購入した納骨堂のサイズやプランによって異なります。納骨堂によってさまざまですが、一般的には夫婦で購入するサイズ、家族で購入するタイプというように、サイズ別になっています。

寺院の納骨堂によくみられる仏壇形式の納骨壇では、上の部分が仏壇になっていて、下の壇に骨壺を安置します。大型のものだと、10人以上の骨壺が入るサイズのものもあります。

一方で個人壇で1人分の骨壷だけご安置できる壇もありますし、小さめの骨壷であれば1つの納骨壇に2人分の骨壷が入る程度のサイズが多いです。
費用でいうと、夫婦用で2名納骨で100万円。など最初から人数に応じて金額が決まっている場合は、新たに1人分ずつ追加する度に費用が必要なところもあります。

また、1壇100万円で家族で利用可能。などのように最初から複数の遺骨を納骨する費用が含まれている場合があります。

納骨堂によって納骨の人数、費用の加算方法は異なりますので契約前に確認しましょう。

納骨壇の定員を超えたらどうすればいいの?

エンパーク編集部
契約する予定の納骨壇が追加で納骨する場合は「追加費用が必要?」「そもそも追加で納骨可能?」などを確認しましょう。

1人用の納骨堂に2人以上の納骨をしたい、2人用の納骨堂に3名以上など定員以上の納骨をしたい場合は、寺院または納骨堂管理事務所の規則に従うことになります。規則によっては、定員を超えることは許可していないところもあります。

納骨できない場合は新たに壇を契約するか、サイズの大きい納骨壇に契約を変更するなどの対応が必要です。そうならないように予め、追加納骨が可能か?または追加で納骨することにならないか?をよくよく検討しましょう。

納骨する遺骨の数制限がない納骨壇の場合は、物理的に骨壺や骨箱を納めるのが困難になった際には、納骨用の骨袋や小さい骨箱にお骨を入れ替えるという方法もあります。

また、30年以上など一定の期間を越えた先祖の骨壺は、古い順に永代供養墓に合祀して土に戻したり、ご先祖複数名で1つの骨袋にまとめて納骨壇に保管したりすることがあります。

まとめ 納骨堂を契約前に確認したいポイント

エンパーク編集部
納骨堂によって人数制限についての規則はさまざま!最後に納骨堂選びで後悔しないための納骨人数に関するチェックポイントをお伝えしますね。

納骨堂の納骨人数に関するチェックポイント

□「◯人用」の納骨壇は、納骨できる人数の目安であって人数制限はないのか?
□納骨壇がいっぱいになって、古い遺骨を永代供養する場合、お布施は必要?金額は?
□「◯人用」で人数制限がある納骨壇の場合、記載人数を超えた納骨には追加費用がかかるのか?
□布袋や骨箱に古い遺骨を移す場合の備品は納骨堂で用意してもらえるのか?費用は?

複数名の納骨が想定できる場合はできるだけ、納骨人数の制限がない納骨堂を選択したほうが費用は抑えられます。

東京の納骨壇の平均費用はおよそ1人あたり個別納骨で50万円。4人分の遺骨の納骨が想定できる家族の場合、単純に計算すれば、例えば「人数制限がない納骨壇200万円・年間管理費1万円」は決して高いとはいえません。

1人用納骨壇50万円・年間管理費5000円の場合。追加納骨ができず人数が追加される度に50万円の契約が必要だと4名で200万円になってしまいますし、管理費が4名分発生するとなると毎年の負担は5,000円×4壇=20,000円と費用負担も大きくなります。

納骨堂を選ぶ時は、想定できる納骨人数と予算を考えたうえで納骨堂を決めると結果的にお得に納骨堂を決めることができますから、契約前によく確認してくださいね。

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