葬送儀礼
葬送儀礼とは、死者を葬る一連の儀礼のことです。葬送儀礼を略して葬儀と呼ぶのが一般的です。葬送における葬は、草むらに遺体を遺棄することを言い、葬送の送るという文字は、死者を送る野辺の送りのことです。遺体を草むらへ遺棄するために、野辺の送りの手順を整えたのが、葬送儀礼の始まりといえるでしょう。死出の支度として、笠、杖、六文銭や米などを棺...続きを読む
葬送儀礼とは、死者を葬る一連の儀礼のことです。葬送儀礼を略して葬儀と呼ぶのが一般的です。葬送における葬は、草むらに遺体を遺棄することを言い、葬送の送るという文字は、死者を送る野辺の送りのことです。遺体を草むらへ遺棄するために、野辺の送りの手順を整えたのが、葬送儀礼の始まりといえるでしょう。死出の支度として、笠、杖、六文銭や米などを棺...続きを読む
六灯籠とは、葬儀の際の白木祭壇の左右に、輿のすぐ下のあたりに配置される灯籠のことをいいます。遺影写真の左右に飾られ、次の段には、松明、四本旛、天蓋、龍頭、盛物台などを飾ります。六灯籠は左右に3個ずつ配置され、合わせて6個飾られます。六灯(ろくちょう)とも呼ばれます。続きを読む
須弥壇とは、仏教寺院において本尊を安置する場所で、仏像群を安置するために、周りより一段高く設けられた場所のことをいいます。須弥壇の上は仏の領域であり、直接諸仏を安置する場合と、厨子(ずし)又は宮殿(くうでん)を置いてその中に安置する場合があります。多くの場合、須弥壇の下には鎮壇具が埋められています。須弥壇の名は『須弥山』に由来し、壇...続きを読む
四華花とは、白い紙に横に細かく切目を入れ、細い棒や竹串にらせん状に巻きつけて作る葬儀の際の飾り物です。色の白い枝を細長く半ばまで削って、花のようにちぢらせて作る削りかけと呼ばれる方法もあります。釈迦が亡くなった時は、沙羅双樹の真っ白な花が遺体を覆ったと伝えられていて、それにちなんだ葬具だといわれています。伝統的には、葬列に加わる親族...続きを読む
祭壇とは、葬儀式に用いられる壇をいいます。遺影写真や供物や飾り、故人を偲び供養します。仏式の葬儀の場合は、祭壇の前には経机が置かれて、お坊さんが読経をします。伝統的に、白木祭壇が用いられてきましたが、近年、花祭壇を選ばれる方も増えています。キリスト教の場合は、お花を飾り十字架を設置します。神式の場合は、祭壇には神饌物(しんせんもの)...続きを読む
白木祭壇とは、伝統的に用いられてきた葬儀の祭壇の種類です。近年、生花で祭壇を作る花祭壇の広がりに伴い、白木祭壇を選ぶか花祭壇を選ぶかという選択肢も出てきています。元々、土葬をしていた時代に、棺を輿(こし)に入れて皆で担いで、野辺送りをしたことに由来しています。(白木祭壇の最上部に、実際に棺を納めることのできる「本輿(ほんこし)」とい...続きを読む
花祭壇とは、近年増えている祭壇の種類で、従来の白木祭壇ではなく、お花で飾られた祭壇のことをいいます。生花で祭壇を作ることは以前は費用がかかることでしたが、葬儀社や生花店の企業努力などで抑えた費用でも祭壇が設営が可能になっています。また、白木祭壇に対するイメージの低下もあって、同様の価格帯ならば、花の祭壇を選びたいという方も増えていま...続きを読む
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