「国家」に関連する用語一覧

崩御

崩御とは、天皇、皇帝、国王といった君主などが亡くなったことを表す言葉です。日本では、1924年の皇室喪儀令の中で、天皇・太皇太后・皇太后・皇后の死を崩御と称し,その葬儀を大喪と規定しています。その後、戦後の皇室典範改正により、皇室服喪令・皇室喪儀令は廃止されましたが、慣例としてこれに準じた儀礼が採用されています。1989年に昭和天皇...続きを読む

葱華輦

葱華輦とは、天皇が神事や臨時の行幸の際に使う輿です。屋根の上にネギの苞の形の飾りがついていることから、この名前があります。輦は天皇陛下の乗り物の意味で、鳳輦と、葱華輦のふたつがあります。屋根の上に鳳凰がついているものが鳳輦です。なぜ葱を屋根につけたのかには、諸説ありますが、葱の生命力の強さから、魔除けの意味を考慮したという説がありま...続きを読む

大喪の礼

大喪の礼とは、天皇の葬儀のことです。憲法で天皇の葬儀は、国の儀式として行う大喪の礼と、皇室の儀式として行う大喪儀との二つに分けられています。大喪の礼は、特定の宗教による儀式とはされません。昭和64年の昭和天皇の崩御の際には、大喪の礼は新宿御苑で行われました。また、同日に斂葬の儀として、昭和天皇の大喪儀の儀式は、皇室行事として行われま...続きを読む

国民葬

国民葬とは、各国で、その国に功績のあった故人のために、国家が大部分の費用を負担して行う葬儀のことです。国民葬を行うための基準は、その国によって違います。アメリカでは大統領経験者が国民葬の対象になり、イギリスでは国王と王室に代表される王族、国家に功労があった人が国民葬になります。日本では、戦前には国葬と国民葬の定義がわけて考えられてい...続きを読む

国葬

国葬は国に功労があった人が亡くなった際に、国家儀式として行われる葬儀のことをいいます。国費を使って行う葬儀です。戦前には勅令として行われていたものの、大正15年に国葬令が公布され、主に皇族や国家に功績をのこした臣下について、天皇の特旨として行われていました。元首相、左右大臣、太政大臣、旧薩長藩主、王皇族などがその対象となっていました...続きを読む

弔問外交

弔問外交とは、海外の政府要人が亡くなった際、国葬などに正式に弔問へ出かけて行って、葬儀の場を借りて、集まった他国の要人との間に行われる外交活動のことをいいます。亡くなった要人の国際社会における重要度によって、各国から派遣される弔問客の格が変わってきます。この格を見るのも、外交上の一つの目安になります。重要度が上がるほど、集まる各国の...続きを読む

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