家財整理とは?遺品整理となにが違うの?

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みなさんは、「家財整理」ってご存知でしょうか?

遺品整理」や「生前整理」という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、それらとなにが違うのでしょうか?

「家財整理」と「遺品整理」「生前整理」の違い、「家財整理」が必要となるタイミングや、「家財整理」を業者に依頼するメリットをまとめてみました。

家財整理とは?

家財整理には、①お片付け、②清掃、③生前整理・遺品整理、④リサイクルという、大きく分けて4種類の意味が含まれています。

家財整理とは

1.お片付け

家の中の物を収納したり捨てたりして、物の整理や整頓を行うこと

2.清掃

家・マンション内の汚れを取り除き、特殊な薬剤などできれいに掃除すること

3.生前・遺品整理

遺品整理は、亡くなった方の持ち物を遺品として、形見分けをしたり必要でないものは処分すること。

生前整理は、整理する荷物の持ち主が生きている間に整理すること。

“物”の整理だけではなく、相続問題になりそうな財産の整理、仏壇のサイズ変え、想い出の写真の整理など。

リサイクル

資源の有効利用や公害防止のために、不用品や廃棄物を回収し、再生して再資源化、再利用すること。

※骨董品、ブランド品、年式の新しい家電、特殊なおもちゃ、カメラなどの買取や回収も行っている業者もあります。

家財整理が必要となる主なタイミング

生前整理

定年後、病気などで入院した退院後、老人ホームへの転居前、息子・娘との同居・近居に伴う引越し前など

遺品整理

親や配偶者など身内を亡くしたとき

家財整理を業者に依頼するメリットは?

生前整理

生前整理は、介護施設への転居や「自分が亡くなった後に、遺された人が遺品整理や相続問題でトラブルにならないように」という想いがあって行われる場合が多いです。

しかし、いざ「整理をしよう」「片付けよう」と思っても、荷物の量が多すぎて、どこから手を付けたらいいのか迷ってしまうことや、懐かしい思い出のある物が見つかると手が止まってしまうことなど、自分のものだからこそ、整理することが難しい場合も少なくありません。
生前整理片付けに悩む女性
整理業者にもよりますが、生前整理を専門にしている業者なら、一点一点荷物を丁寧に取り扱い、依頼者に必要か不必要かを聞き、仕分けするところから始めてくれるところもあります。

もしも処分を迷う物があれば、一旦保留にして、後日判断することができる業者も。

生前整理は遺品整理と違い、整理する物や家の持ち主が“生きている”という点が大きな違いです。

物や家に思い入れの強い人も少なくないため、整理作業には日数がかかる場合もあります。持ち主が整理に立ち会う場合が多いため、遺品整理や不用品回収を専門に行う業者よりも生前整理を専門に行っている業者の方が、スタッフの対応も良く、整理技術が高い傾向があります。

遺品整理

遺品整理が必要になるケースは、例えば遠方に一人で暮らす親が亡くなった場合、持ち家の場合は固定資産税や相続問題が、賃貸の場合は家賃が発生するなど、迅速に対応しなければならない事態に陥ります。

しかし、子ども世代は仕事や育児に忙しく、なかなか親の家を片付けに行くことは難しい場合が少なくありません。

そんなとき、整理業者に依頼すれば、片付ける時間も労力も節約できます。見積もり時に立ち会い、契約を済ませておけば、整理作業当日は立ち会い不要の業者もあります。作業後は、メールで各部屋の写真を送ってもらい、整理完了後の様子を確認することができるので安心です。
家財整理 遺品整理
また、配偶者が亡くなった場合は、一人分の荷物の整理を業者に依頼することも可能です。

高齢のため自分で片付けることができない場合や、整理したい荷物が多すぎる場合など、整理業者に依頼すれば、ゴミの分別や回収手続きの代行、リサイクルや買取なども行ってくれるので、整理にかける時間が短縮できるだけでなく、結果的に費用の節約にもつながります。

「捨てるのが苦手」という方であっても、リサイクルや買取であれば、「誰かが使ってくれるなら手放せる」という方も少なくありません。

記事監修・コメント

ゴーゴーお片付け 中森章
一般社団法人日本お片付け協会専務理事、一般社団法人日本介護協会理事、株式会社エルムズクリエイト(ゴーゴーお片付け)代表取締役社長

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