定年世代のパートナー探しとは?

人生100年と言われ、元気なシニアが増えている近年、中高年の婚活が活発になってきています。

結婚相手紹介サービス最大手の株式会社オーネットは、2013年から従来のサービスに加え、中高年向けサービス「スーペリア」をスタートさせました。

「スーペリア」の会員数の伸び率は、2015年〜2017年までの間に約2倍になったといいます。中高年の婚活について、同社広報グループの長岡正光マネージャーに聞きました。

ミドル・シニアの婚活1

シニア向けサービス「スーペリア」を立ち上げたきっかけ

2017年に楽天の傘下に入った同社は、前身の会社時代を含めると、38年間の歴史がある結婚相手紹介サービス企業です。そんな同社が2013年、シニア向けサービス「スーペリア」をスタートさせたのはなぜなのでしょうか。

「急激に晩婚化が進み、生涯未婚率が上昇。結婚しない人が増えています。そんな中、20代〜40代くらいまでの方は、『結婚相手を探す』という目的で来られるのに対し、50代以上になると、『パートナーを探す』という目的で来られる方が少なくありません。

なぜなら、50代くらいになると、『1人だと寂しいからパートナーが欲しいけど、結婚となると資産や子どもの問題などが関わってくる。だからとりあえず、一緒にいて楽しい相手、気の合うパートナーを探したい』という方が年々増加してきているということがあります」

つまり、法的効力のある結婚となると「重たい」と感じるということですね。

「人間50年も年月を重ねるといろいろな背景があるので、もちろん、50代以上でも結婚相手が欲しいという方もいます。しかし、まずはパートナーが欲しいという方にとっては、結婚相手を探すというと『重たい』。

活動を始める段階において、結婚相手が欲しい方とパートナーが欲しい方との温度差があるため、マッチングが難しくなります。ならば『それぞれの需要に合ったサービスを作ろう』ということで、『スーペリア』を立ち上げました」

同社はホームページ上でも結婚相手という表現は避け、従来のサービスと差別化しています。

従来のサービス「オーネット」と「スーペリア」の違い

従来のサービス「オーネット」は、入会規定を満たす20歳以上の方なら誰でも入会でき、年齢の上限はありません。入会金106,000円(税別)、月会費13,900円(税別)で、希望する条件を登録すると、条件に100%マッチングする方を毎月6名紹介してもらえます。 ミドル・シニアの婚活2 また、別途有料ではありますが、全国で年間約2,700回行っているパーティやイベントに参加できるほか、会員誌をWeb上で閲覧でき、趣味や住所などで検索して「いいな」と思う相手が見つかったら、Webからも申し込みができます。ルックスを重視する方は、来店すれば、相手の写真を見ながら選んで申し込みができるサービスも利用でき、オプションになりますが、条件に合った人とアドバイザーに探してもらい、その方とお見合いすることも可能です。

一方、中高年向けサービス「スーペリア」は、男性は50歳、女性は45歳から入会でき、同じく年齢の上限はありません。

入会金30,000円(税別)、月会費10,000(税別)円で、希望する条件を登録すると、条件に合った方を毎月2人まで紹介してもらえるほか、別途料金が必要になりますが、「スーペリア」で開催するパーティやイベント、また、中高年のオーネット会員との合同イベントやパーティーに参加でき、オプションになりますが、担当アドバイザーに希望のお相手を探してもらい、その方とお見合いをすることもできます。

「『スーペリア』は、『オーネット』よりリーズナブルに活動でき、ご自身のペースに合わせて無理なくパートナーを探していただけるシステムです。また、当社の特徴のひとつですが、入会から専任のアドバイザーが付き、悩みや希望をお聞きして、活動をしっかりサポートします」

「オーネット」は北海道から沖縄までカバーしていますが、「スーペリア」は東京、大阪、名古屋を中心にサービスを提供しています。

中高年のカップル成立までの段取りやアプローチ方法

「『オーネット』会員の場合、初婚の方が多いため、最初は結婚に対する夢や希望条件が膨らみ過ぎていることが少なくありません。

当社のアドバイザーは、『あなたの望む結婚生活を整理して考えてみましょう』と、お客様の望む結婚についてお話をすることからスタートします。

結婚して一緒に暮らしていくなら、この人はどうだろうと考えると同時に、あなた自身が結婚相手に望まれるかどうかを考える視点を持つこと。

結婚はゴールではなく、結婚生活のスタートなので、あなたが望んでいる幸せな結婚生活は、『顔がいいとか背が高いとかということは重要ではないですよね』ということを整理するところから始めて、本当に望む相手を探すためにはどういう活動をしたら良いかを一緒に考えます」

一方、「スーペリア」会員は、死別も含めて離別した方が多く、約7割が離別の方で、会員における未婚率は28%となっています。

「婚姻歴がある方のほうが、相手がいる楽しさを分かっているというのはあると思います。『スーペリア』会員の場合、人生を半世紀近く過ごしてきた男女であるからこそ分かり合えて、経験を共有できる、価値観の近い方を探します。アドバイザーが言うまでもなく、そういう認識の方が少なくありませんね」

パートナー探しを始めて、どのくらいで見つかるのでしょうか。

「あくまでデータ上のボリュームですが、『オーネット』の場合は、入会して3ヶ月目くらいにお相手と出会ってカップルになり、7〜8ヶ月くらいで成婚される場合が多い傾向にあります。一方『スーペリア』の場合は、ご自分のペースで活動されている方が大半なので一概には言えませんが、早い方だと2ヶ月〜半年でパートナーを見つけられています」

定年世代のパートナー探しの現在とこれから

「『スーペリア』の活動の中でみなさんが一番興味を持っているのは、イベントやパーティーです。人生を重ねてきた方たちなので、数時間一緒に過ごせば相手がどんな方か、気が合うかどうかがある程度は分かるのかもしれません。そのためイベントやパーティの参加率が高いです」

はとバスツアーや庭苑散策、銀座で食事や皇居ウォーキング。和菓子作りやバーベキューなどのイベントを開催しています。

ミドル・シニアの婚活3

「会員の男女比は、女性が少し多いくらいです。様々な業界の生活者意識調査の結果にも出ていますが、どうしても中高年層の男性は、パートナーが欲しいと思っているのに、『面倒くさい』という意識が働いてしまう方が多いようです」

中高年の男性が自ら一歩を踏み出すには、エネルギーが要りそうです。

「『オーネット』を利用して成婚された娘さんから『もうそろそろ誰か探したらと親に話しているんです』との相談があり、ご本人の希望で『スーペリア』に入られたというケースもあるんですよ」

実際に「オーネット」のサービスを利用したお子さんから勧められたら、安心して入会できそうです。「スーペリア」の会員でも、ゆくゆくは結婚するカップルも多いのでしょうか。

「『スーペリア』の会員は、パートナーが見つかったら退会されるので、すべてを把握しているわけではありませんが、お互い好きになっていく過程で課題や問題がクリアになり、結婚される方も少なくないようですね」

「スーペリア」は、「オーネット」よりリーズナブルに始められ、自分のペースで「パートナー探し」ができます。「パートナーが欲しいな」と思っているなら、1人でやみくもに探すより、効率良く見つけられるかもしれません。

人生100年と言われる時代。元気なシニアの増加とともに、定年や子どもの独立などがきっかけで、パートナーがいない寂しさを感じる方が増えています。「パートナーが欲しいけど、どうしたらいいか分からない」という方は、一度サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

(取材・執筆:旦木 瑞穂)

この記事の取材協力先

株式会社オーネット
https://onet.rakuten.co.jp/superior/

タグ: 定年世代 定年後 婚活 パートナー探し

この記事はいかがでした?あなたの声をお待ちしています。過去の声

上記はお返事することができません。返信の必要なお問合せはこちらから

エンパークとは

定年退職後や子育てを終えた後も「生きがい」をもって過ごせるヒントを発信するメディアです。
「生きがい」は人それぞれだからこそ読者の声が集う場をつくり、 みなさまと共によりよい未来に繋げていきたいと思っています。