定年退職後のゆとりある生活のために必要なお金とは

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定年退職後(60歳ないし65歳以降)、必要な生活費とは?

定年退職や現役引退した後の人生にいったいどのくらいのお金生活費があればいいのか。様々な期間で多様な調査と分析が行われてます。

それぞれの調査結果を見ていくと、住んでいる地域、家族構成などの環境や回答者の主観で大きく異なるので様々な違いがあります。
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労務研究所「旬刊福利厚生」No2113(2012年10月上旬業)でまとめられたデータによれば

夫婦1ヶ月の月額生活費は最低限が26万円、ゆとりある生活には36万円でした。

支給される年金でこと足りる金額かといえばそうではないようです。 

厚生労働省の資料によれば2017年度の標準的年金額(※夫が平均的収入(42.8万円)で40年間就労し、妻が専業主婦)の場合)

・国民年金(老齢基礎年金):129,882円
・厚生年金(夫婦の老齢基礎年金含む):221,277円

と必要な生活費に対して大きく下回る結果となりました。

定年退職後(60歳ないし65歳以降)、貯蓄で補うか働くか?


では、足りない分はどうするのか?

貯金するか、60歳ないし65歳以降も働くかを考える必要があります。

65歳のご夫婦が85歳まで生き、月あたりのゆとりある生活費が36万円で厚生年金が22万円の場合。

年金22万円-生活費36万円=-14万円

単純計算ですが月あたり14万円不足しています。

これを65歳~85歳の20年分をかけると

14万×12ヶ月(1年)×20年=3360万円

3360万円を貯蓄しておけば安心、ということになります。

総務省の2014年の「家計調査(二人以上の世帯)」によれば平均貯蓄額は2,499万円と上記の必要貯金額を大きく下回ります。

このように、「年金だけで人生の後半を過ごす」というのはほとんどの人が難しい現状であることがわかりました。

急激に長寿時代になった今、人生の後半は「年金」のみで生活するというイメージから一転、健康な間は「年金+働く」が今後はあたりまえになっていくことを知っておく必要がありますね。

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