シルバー人材センター

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シルバー人材センター の意味(シルバー人材センター とは)

シルバー人材センターとは、原則60歳以上で健康な働く意欲のある人に対して、臨時的な仕事の提供を行っている組織のことをいいます。

なぜこのような組織ができたかというと、高齢化社会が進むにつれ、体を適度に動かして健康な状態を保ちたいという方や、何日か短期的に働いて収入を得たいと考える60代以上の方が増えているからです。

こういった多くの市民の声に応えるためにつくられたシルバー人材センターは、60歳以上の方の能力を最大限に活かし、活力溢れる地域社会づくりを目指しています。

また、シルバー人材センターは、公益法人で人材派遣業とは異なりますので、仕事の依頼者と会員となる60歳以上の方との間には雇用関係などはありません。仕事は全て、センターで請け負う形となり、会員の方はそれに従事します。シルバー人材センターを利用するには、まず始めに会員になりましょう。

会員になる際、特別な資格などは必要ありませんのでご安心ください。

また、難しい手続きなども不要です。市を中心に設置されている、シルバー人材センターに事前に連絡をし、合同入会説明会にご参加ください。

入会説明を受けた後、入会申込書等の提出をし定められた会員登録料、年会費を納めると入会できます。

シルバー人材センター の実際

会員であるご高齢者の方の知識や経験が活かせる仕事も用意されていますが、依頼があった仕事を斡旋するというシルバー人材センター仕組上、必ずしも自分が希望する仕事をできるわけではありません。

60歳以降も働きたいと考える人が6割以上というデータもある中で、臨時的かつ仕事の依頼者から受ける仕事が事務業や清掃業、軽作業などが多いシルバー人材センターの状況に対して、改善を求める声もあがりつつあります。

背景には60歳以上の身体的な若返りや必要な生活費に対して年金支給額が不足していること、健康や自身の生きがいのためにも定期的なやりがいのある就労をして収入を得たい要望が増えていることが考えられます。

定年退職後や子育てが落ち着いたあとも働きたいと考える60歳以上が過半数を超える中、実際に就労している人が3割にも満たない(平成25年内閣府調査より)現状に対し、地域や企業による雇用創出と就労環境の整備が求められています。

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