五山制度
五山制度は、インドの五精舎が中国南宋に伝わり、禅宗の保護と統制の目的で定めた寺格のひとつです。寺格というのは、寺院の社会的な地位や、宗教的な地位を鑑みて、政府が認めた寺院の格式のことです。日本の五山制度は、一般的には臨済宗の寺格制度になります。鎌倉時代後期に入ると、日本に禅宗が入り、普及するようになりました。1299年、鎌倉幕府執権...続きを読む
五山制度は、インドの五精舎が中国南宋に伝わり、禅宗の保護と統制の目的で定めた寺格のひとつです。寺格というのは、寺院の社会的な地位や、宗教的な地位を鑑みて、政府が認めた寺院の格式のことです。日本の五山制度は、一般的には臨済宗の寺格制度になります。鎌倉時代後期に入ると、日本に禅宗が入り、普及するようになりました。1299年、鎌倉幕府執権...続きを読む
相国寺とは、京都市上京区にある臨済宗相国寺派の大本山です。本尊は釈迦如来、足利義満が開基しています。足利将軍家や、伏見宮家、桂宮家にゆかりの深い禅寺です。京都五山の中では、第二位にあたる寺院です。相国寺は五山文学の中心地として知られ、画僧の周文、雪舟は相国寺の僧です。京都と言えば観光名所は金閣寺、銀閣寺を思い浮かべますが、双方とも相...続きを読む
天龍寺とは、京都市右京区嵯峨天龍寺にある臨済宗天龍寺派の大本山です。本山は釈迦如来、足利尊氏が開基しました。足利将軍家と桓武天皇にゆかりが深い禅寺で、京都五山の第一位の寺院です。天龍寺のある場所は、平安時代に嵯峨天皇の皇后橘嘉智子が開いた檀林寺があったところで、その後、後嵯峨天皇と皇子の亀山天皇が離宮を建て、亀山殿と名付けました。足...続きを読む
南禅寺は、京都市左京区南禅寺にある臨済宗南禅寺派の大本山です。本尊は釈迦如来、開基は亀山法皇です。日本で最初の勅願禅寺です。勅願寺というのは、当時の天皇、上皇が国家鎮護、皇室繁栄などを祈願する目的で建てる祈願寺のことで、寺格のひとつです。南禅寺は京都五山、鎌倉五山の上の寺格で、格別扱いになっています。つまり、国内における禅寺の中では...続きを読む
京都五山とは、京都にある臨済宗の五大寺である南禅寺、天竜寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺のことです。鎌倉五山に対して使われます。中国南宋時代の五山官寺制度で、禅宗の保護と統制を目的に、格式の高い5つの寺院を決定したことに由来しています。日本に伝わったのは鎌倉時代で、当初は鎌倉五山が先にありました。京都に五山ができたのは、その後後醍...続きを読む
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