納骨堂のLINE見学予約受付中!動画解説付き【東京都港区の納骨堂/青山霊廟】
「ずっと家にいて終活が進まない」 「そろそろ納骨したいのに見学ができない」 そんなお悩みを少しでも解決すべく、青山霊廟(東京都港区北青山2-12-9・外苑前徒歩2...
早期退職募集、定年年齢の引き上げ。
ここ数年で50代・60代の働き方について盛んに議論されるようになりました。
会社員時代は上司や同僚、取引先などで「あんな風に生きられたらいいな」というロールモデルを見つけやすいものですが、定年などを機に一個人になったとき、「これからどのように過ごしていけばいいのか?」と疑問を抱く人は少なくありません。
人生100年時代とも言われる中、60代からの人生をどのように過ごせばいいのか?仕事をしていたい人はどのようにして役割に出会えるのか?
そんな疑問への答えを求めて今回取材したのは、肥後さん(63歳)。
TOTO株式会社を定年退職後、九州に住まう親の介護のために九州と関東の2拠点生活をしながら、IoTデバイス設計・製造・販売を手掛けるベンチャー企業OQTA株式会社(オクタカブシキガイシャ)の製造工程や品質管理のアドバイザーなどのために参画している。
穏やかな物腰でOQTA株式会社の事業について楽し気にお話を聞かせてくださった肥後さん。
OQTA株式会社(以下、OQTA)との出会いは思いがけない元同僚からの電話から始まったそう。
肥後さんがこれまでどのように社会人生活を送り、OQTAに参加するようになったのか?お話を伺いました。
定年退職後はすぐにOQTAに参加されたんですか?
いえいえ、TOTO株式会社を定年退職後、九州に住まう両親の介護のために月の半分は九州で両親のために過ごすことにしたんです。
定年退職の数年前から両親に介護は必要でしたが、会社員時代は妻に介護を任せていたこともあり、そばで支えようと決めたんです。
ご両親の介護をされている中でOQTAに参加するきっかけは何だったんでしょう?
自分の住まいは今も関東にあるので月の半分は九州、もう半分は関東で過ごす2拠点生活をはじめました。
過ごしはじめて約2年後のGWぐらいだったと思いますが、TOTO時代の元同僚でありOQTAの代表中野から電話が入ったんですよ。
「うちの商品を手伝ってくれないか」
てね。
自分の当時の生活スタイルを考えると事業に参加していいものか少し悩みましたがまずは話を聞いてみることにしました。
OQTAは経済産業省ヘルスケアビジネスコンテスト2018優秀賞を受賞されてますね。初めてみたとき、肥後さんの印象は?
最初は、どうみても鳩時計でした。笑
「これはなんだろう?」とびっくりしましたね。
ただ働いているメンバーの理念、信念、製品のコンセプトや機能をよくよく聞いてみるととても素晴らしい。
これはぜひ手伝いたいと思いましたね。
OQTAを「素晴らしい」と感じたところは具体的にどんなところだったんでしょう?
私はTOTOでの長い社会人生活の中で様々な経験をさせていただきましたが、中でも新規事業に携わることが多かった。
新しい事業というものはうまくいくこともあれば黒字化するまでに時間がかかることもある。
その中で、大切なことは「3つの念」だと思っていました。その3つの念がOQTAにはあったんです。
私が言う3つの念とは「理念・信念・執念」。
なぜ、なんのためにその事業をやるのか?という「理念」。絶対にこの事業が社会に必要だという「信念」。そして、それを信じて諦めずにどんな苦境にも耐えてやり遂げるだけの「執念」。
これは自分の経験からも言えることで、もう30年近く前にセラミック事業部がTOTOの中で立ち上がりましたが私が事業部長で赴任したときには大きな赤字が続いていました。
結果的に何十億という赤字を3年半で黒字に戻して事業の継続につなげることができましたがやはり赤字事業というのは色々と言われるわけですね。
大手とはいえ、資金繰りやコスト面でシビアに見られるのでそこでいかにして自分たちがその事業の「夢」を語れるかは重要です。
「夢」をもってこの事業の価値を信じてやってきたメンバー、取引先のことを考えるとまさに理念、信念、執念でやりきることができたと思います。
すごく勉強になります。肥後さんは今OQTAの「夢」を応援されているんですね。
そうですね。彼らの話を聞いて、「できることはやっていきたい」と思いました。
OQTAは「孤独を癒す」製品なんです。
押し付ける想いではなく、「誰かが自分のことを思ってくれている」と感じる。承認欲求が高まる今の世の中でシンプルに「想い」だけを届ける鳩時計。
「給料をいくらもらえる」とかそんな話ではなく経験を活かして喜んでもらえる。しかも月10日程度しか参加できない自分ではありますが、参加することでやりがいを得られています。
そしてやはり、若い世代と我々のような年代が一緒になって良いサービスのために議論することがおもしろい。とても良い時間をいただいています。
大手企業でのご経験がある肥後さんがベンチャー企業に参加するといろいろとギャップはなかったんでしょうか?
それはもちろんありましたね。OQTA製品の「プロトタイプ」が完成していた時期だったので、私が求められたのは端的に言えばこれから製品を安定して大量生産するための生産管理を確立することでした。
ところが、まずびっくりしたのは図面もないし、工場への指示書もないことでした。
図面や指示書があれば、「5ミリまでは許容範囲」「色はこのくらいならOK」などの決まりに従って生産してもらえるものですが、それらがないので当時はイメージしていたものと全然違う製品が納品されたけどどう伝えればイメージ通りのものが納品されるのか分からずメンバーは困っていました。
まぁでも当然と言えば当然で、みんなものづくりに関しては素人だったんです。
私としてはやるからにはお客様にメーカーとして安心安全な商品を提供したい。品質定義をしていく規定や工程を練り上げていくことが自分にはできる自信はあった。
だから別の視点でいうと自分の経験が役に立つなという実感もありました。
これは肥後さんと一緒に働いている方(工藤さん)に聞きたいんですが、世代も違うし、企業規模感も違う中でコミュニケーションでの問題はなかったんでしょうか?
両者が感謝しあっていてとても素敵な関係ですね。肥後さんの中で、コミュニケーションにおいて気をつけていたことはあるんですか?
「成功体験のおしつけでなく失敗体験を伝えていく」ことでしょうか。
長年勤めていると、新しいことに飛び込む機会が減りやすいものですが私の場合、新規事業の立ち上げ、海外拠点での勤務、工場の立ち上げ、それから知財関係の事業に、セラミック事業と業種も事業フェーズもバラバラな事業に携わる経験がありました。
その中で得た経験を「失敗した原因と対策」として相手に伝えるんです。
「こうすればうまくいったからそうしろ」など自分の成功体験をおしつけちゃうとその時のTPOが合致したから成功したんであって、他のシチュエーションでうまくいかどうかはわからない。
そういう意味で社会人生活において、失敗はすべきだし、良い経験値としてもっておくべきだと思いますね。
「若い人たちにこっちの道は危ないよ」を「なぜ失敗したか」を言えると自然とコミュニケーションもスムーズにいくものだなと思います。
「成功体験のおしつけでなく失敗体験を伝えていく」。とても心に響きました。伝えるための準備はされていたんですか?
実はOQTAに参加する前に自分の年表を作ってTOTOの若い人に伝えていました。製造、知財、営業、工場立ち上げたくさんの経験と失敗。
自分が若い頃は「不良社員」だったこと。つまり、考え方がマイナス思考で「言われたことをやればいい」という思考でやっていたがそうではなく「より価値を生み出すにはどうするのか?」を考えることが大切。などといった経験値の棚卸しですね。
定年を迎えた後に新しいことにチャレンジされたい同世代の方にメッセージをお願いします。
大手企業などからベンチャーや中小企業に入ると、「足りない部分」は見えてしまいがちです。
でも、「足りない」を押し付けるのではなく、「足りないと困るのでこうしましょうか」と経験値を伝えてあげるのが大切です。
みなさん年齢を重ねると経験と自信はあるはず。自信がないと意見が言えないですからね。
ただ、
「それはどこからくる自信なのか?会社や事業の大きさからなのか?自分の経験なのか?」、「自分の成功体験を語るのではなく失敗から学んだことを伝えよう」
そういったことを意識して「ああしとけばよかった、こうしとけばよかった」を伝えるときっと円滑に役割を見出していく事ができると思います。
OQTAは時刻では鳴きません。
スマホアプリのボタンを押すと、インターネットを介して1秒だけ鳩が鳴くのです。
言葉と時間を使わずに「今、あなたのことを想った」という気持ちだけを、そっと届けます。
「Information」から「emotion」へ。
人が人を想う目に見えない「気持ち」を運ぶことを目的に開発された鳩時計OQTA。
例えば、遠くに住む家族をふと思い出して
「元気かな」「今日は冷えるけど風邪ひいてないかな」「しばらく会ってないな」と想う。
スマートフォンでアプリからタップをすれば、誰かを想う気持ちが、鳩時計のふいごの「音」となって相手に優しく届く。そして、想われた人は「あ、誰かが想ってくれた」と感じる。
そんな、「やさしい世界」を目指しているのが肥後さんが参加しているOQTAです。
OQTA 公式HPはコチラ↓
http://wwww.oqta.com/index.html
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