相続手続きの流れをチェック 遺言書の探し方

記事を保存しました

遺言書ってどうやって探すの?

相続手続きでお悩みの方の中には、遺言書片手にご相談される方が多くいます。

つまり、亡くなった方が家族に遺言書作成をした事実をきちんと伝えていて、ご家族が遺言書を確認しているケースですね。

この場合は、遺言書を探すという事はありませんが、時折、「遺言書を探す方法はありませんか?」と、ご相談される方がいます。

公正証書遺言の場合

遺言書の種類によって探す方法は異なりますが、公正証書遺言の場合は、全国の公証役場にて、遺言検索を行ってもらうことが可能です。今(2015年1月時点)は、遺言書の保管は、遺言者が120歳になるまでの期間は保管することになっています。

公正証書遺言の場合

自筆証書遺言の場合は、銀行の貸金庫などに入れてあるケースが多いように思いますが、少し注意が必要です。

貸金庫を開ける場合、相続手続きでは、相続人全員の承諾が必要です。

つまり、一人でも反対していれば、貸金庫をスムーズに開けることができません。そのことを考えると、貸金庫に自筆証書遺言を入れておくことはあまりオススメできません。

遺言書を作成したのであれば、「作った事実」は、信頼のおける方(親族守秘義務のある弁護士や司法書士などの専門家)に伝えておくと安心でしょう。

Pick UP 相続の専門家

長井俊行(ながいとしゆき)
相続手続支援センターなにわ支部所長
年間200件以上の相続関係の相談に対応する。1人でも多く争続で悩む人を減らしたい。そんな想いを持って対応しています。詳細ページ

関連する記事

タグ一覧

注目の記事【PR】

あわせて読みたい

カテゴリ別ランキングRanking

定年退職のこと

もっと見る

あなたにおすすめ記事Recommend