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ダブルケアとは、育児と介護(親・義理親)を同時にしなければならい状態のことをいいます。そういった状態になる世帯が年々増加する予測がされています。
なぜ、ダブルケアを行う状態になるかというと近年の晩婚化・晩産化が影響しており、ダブルケアを行う人口は約25万人にも及びます。
その25万人のダブルケアを行っている方の平均年齢は男女ともに40歳前後で、育児のみを行っている方と比較してみると4~5歳程度高く、その中でも女性は男性に比べ、周囲からの手助けが得られていないという調査結果が内閣府男女共同参画局から発表されています。
また、就業していた女性は、ダブルケアを行わなくてはならないために離職したという方が多く、ダブルケアを行う上で様々な問題があるにも関わらずサポート体制が整っていないのが問題となっています。
ダブルケアを行わなければならない状態にある人は増加傾向にあるが、そもそも「ダブルケア」という言葉もまだ認知度が低く、サポート体制をつくっていくための研究も近年始められたばかりです。
また、ダブルケアについても育児と介護の対象をどう捉えるかで対象者の幅が異なります。
例えば、未就学児がいる家庭を育児中と捉えるのか、それとも小学校あるいは中学校を卒業するまでが育児中なのか、精神面で考えると大学卒業までが育児なのか等です。当然全てが「育児」に該当しますが、定義付けによってもダブルケアを行う人口が異なってきます。
介護に関しても、若年層で配偶者を介護している方も少なからずいるという現状です。親や義両親を介護している人以外にも、配偶者を介護している人もダブルケアの対象となるのかなどこちらも定義付が定まっていません。
少子高齢化社会の1つの課題であるダブルケアは今後益々対象人口が増えていくことが予想されています。
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地味に忙しい幸運体質の編集人
ライター・ディレクター
ライター・レポーター
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