「明治時代」に関連する用語一覧

稲荷明神

稲荷明神は、稲生り、稲成りとも表記され、稲のできをつかさどる神さまとされています。穀霊、稲魂が大神化した形態であると考えられています。稲荷明神を祀った神社は稲荷神社で、伏見稲荷大社を総本社として、全国に点在しています。家の敷地内などの屋敷神や路地の小祠などにも良くみられ、江戸時代には流行神と呼ばれることもありました。続きを読む

祭祀財産

祭祀財産とは、家庭の位牌、仏壇、仏具、墓地、墓石、神棚といった先祖をまつるために必要なものや、先祖代々の家系図のことをさします。祭祀財産は相続財産には含まれていません。また、遺骨は祭祀財産を継承するものに帰属します。明治時代には、家を継ぐというのは、祭祀財産を継ぐことであり、相続財産を継ぐことでした。家督制度があり、長兄が相続するの...続きを読む

輿(葬儀)

輿とは、葬列の際に棺を納めて担ぐためのものです。古くは平安時代に、天皇、皇后、斎宮が葬送を行い、その際に使用されていたものです。庶民の葬儀に霊柩車が使われるようになったのは大正時代で、明治までは葬列を組んで、人力で棺を葬送していました。明治に入る前までは、葬送は夜間にひっそりと行われるもので、移動手段は座棺が中心でした。現在の葬儀の...続きを読む

座棺

座棺とは、座った姿勢で遺体を納める棺のことです。現在用いられている棺は「寝棺(ねかん)」と呼ばれ、座棺とは異なるものです。鎌倉時代には、樽の形の座棺があったといいます。この樽型の座棺から「棺桶」という言葉ができたといいます。座棺は、火葬文化が主流になる前に、男二人で棒で担いで運びやすい形態だったことや、土葬に適していたために使われて...続きを読む

鳥居

鳥居とは、神社の入口に立って、神域と人の住む俗世界との境界を表すものです。神社の境内への出入り口としての門の役割をするだけでなく、独特の形を持つことから、神社、神域のシンボルともなっています。起源については諸説あり、日本古来のもので、神に鶏を供えるための止まり木というものから、海外から伝わったとして、インドのトラナ説、中国の牌楼説 ...続きを読む

伊勢神宮

伊勢神宮とは、三重県伊勢市にある神社本庁の本宗です。内宮の皇大神宮と、外宮の豊受大神宮からなります。宮社は全部で125あり、これら全てを含めて伊勢神宮とよんでいます。皇大神宮には天照大神、豊受大神宮には五穀の神の豊受大神がまつられています。皇大神宮の正殿は神明造りという独特の建築方法で知られています。また、二十年に一度遷宮(式年遷宮...続きを読む

埋葬

埋葬とは、遺体や遺骨を、お墓や納骨堂に納め、葬ることをいいます。現在の日本では、火葬を終えた後、遺骨を、納骨堂やお墓に納める埋葬が一般的です。埋葬に関する法律としては、通称、墓埋法(ぼまいほう)・墓地埋葬法、と呼ばれる「墓地、埋葬等に関する法律」があります。その法律の中で、「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行なってはな...続きを読む

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