中距離・長距離搬送する葬儀のポイント

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葬儀は一般的には亡くなった方、もしくは喪主の住民票がある地域で行うことが多いです。

慣れ親しんだ土地で縁のあった方々とお別れができ、火葬料金が「市民料金」の適用で抑えられることなどから住民票のある地域で葬儀を行います。

しかし、必ず住民票がある地域で葬儀を行わなければいけない、という決まりはありません。「思い出のある別の土地でしたい」「家族や親戚が多い地域でしたい」という要望があれば、その場所まで搬送をして葬儀をすることができます。

この際、亡くなった方を中距離・長距離で搬送する必要があることも。どんなことを事前に確認しておけばいいか見ていきましょう。

寝台車の例
遺体を搬送する寝台車の例

亡くなった場所?葬儀をする場所?葬儀社はどこで頼めば?

中距離と長距離の場合、距離の遠さによって葬儀社への依頼の仕方が変わって来ます。

中距離搬送

東京から埼玉、大阪から奈良など都道府県を1つ2つまたぐ程度の中距離であれば、葬儀を行う場所の葬儀社に依頼をしてお迎えから葬儀まで依頼をするとスムーズでしょう。

事前に葬儀社にお迎えの距離を伝え、移動時間と費用の確認、もしもの時どうすればいいかを必ず確認しておきましょう。

長距離搬送

東京から静岡、大阪から東京など、移動に何時間もかかるような長距離の場合。

亡くなった場所の葬儀社に、葬儀を行う場所までの搬送を依頼し、葬儀を行う地域の葬儀社にお葬式の依頼をするほうがスムーズでしょう。

亡くなった場所で葬儀を行う葬儀社のお迎えを待つとなると何時間も迎えを待つことになります。それよりはスムーズにご遺体を移動してもらい、自分たちも公共交通機関や車で移動したほうが負担は少ないです。

また、費用面でも、寝台車の料金は、車庫を出てから搬送を終えるまでと決められているため、遠く離れた地域の葬儀社が迎えにくる方が費用がかかる場合が多いです。

葬儀と搬送費用について

葬儀費用

葬儀を住民票がない地域で行う場合、火葬費用や公営の式場の場合は式場費用が市外料金になったり、そもそも住人でないと利用できないことがあります。

事前に、葬儀を行いたい地域の葬祭場に問い合わせて、市外の場合、「利用できるのか」、「費用はいくらか」を確認しておきましょう。

搬送費用

亡くなった方を寝台車で運ぶことを搬送といいます。基本的に搬送費用は「距離」と「時間帯」によって費用が変わり、タクシーの料金システムと似ています。高速道路を使用する場合は別途高速代が必要です。

早朝や深夜によって料金が割増になることが多いです。

ご遺体をおに納めて移動したほうがいい状態であったり、搬送時間が長時間になる場合は葬儀社から提案があり、お棺に納めた状態で移動します。この場合は、搬送棺を用意する必要があります。

地域によっては、季節で費用が変わる場合があります。例えば北部地方では、雪の影響で冬期は料金が異なります。

どこまで搬送を依頼したいのかを告げ、事前見積書を取り、確認しておきましょう。

まとめ

離れた地域で葬儀を希望するときは、その地域の習慣や文化、式場・火葬場に詳しい葬儀社に依頼することが大切です。費用の確認と共に、きちんと自分の話を聞いて丁寧な説明をしてくれるかなど、人柄も含めて判断しましょう。

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