お墓の引越し(改葬)の手続きで大切な3つのこと

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改葬、お墓の引越しの手続きで大切な3つのことは何でしょうか?近年増加している改葬の手続きについてお伝えします。

この記事を書いた専門家

実相寺 岩田貴智(いわたたかとも)
実相寺青山霊廟スタッフ
「感謝の気持ちをもつ人が、心地良く使える納骨堂を提供する」をモットーに、日々、居心地の良いお墓参りをしていただけるよう努めています。

【大切なこと~その1】
独断ではなくできれば周りに相談をしましょう

親族や親戚に改葬を考えている事を相談しましょう
・改葬前のお墓(霊園寺院)改葬希望をお伝えし相談しましょう
・改葬前のお墓がある市町村役場に事前に相談しましょう

改葬は、ご先祖様のお引越しです。

今までお世話になった方や、ご親戚や菩提寺にも失礼のないように、思いがけないトラブルとならないように行いたいものです。

その為には、早めに相談のうえ改葬の動機を伝えるとスムーズに進むことがあります

「今までご先祖様がお世話になりました」と感謝の気持ちを持って接すればきっとご理解して下さり、協力していただけると思います。

特に菩提寺には、慎重にお伝え下さい。最近では檀家離れを重く受け止め、なかには離壇料などの名目で多額を請求されるケースもあるようです。

また、改葬は「現に存する地の市町村長が行うこと」と法律で定められており、それぞれの役所で必要となる書類が異なります。二度手間にならないように、お問い合わせをされてから行動しましょう。

墓地の改葬
遠方の墓地を改葬したいと考える方が増えています

【大切なこと~その2】
基本的な改葬の流れを知りましょう

新たな『お墓・納骨堂』が決まっていないと改葬ができません。

簡単に「改葬の流れ」をご説明します。

1)新たな改葬先「お墓・納骨堂」から【使用許可書】を発行をしてもらう
(契約完了後にすぐ発行されます)

2)改葬前のお墓「寺院・霊園」から【埋葬証明書】を発行してもらう
通常「埋蔵証明」は「改葬許可申請書」の所定の欄に墓地の管理者が記入します。墓地管理者が定める様式でも構いません。(事前に確認して下さい。)

3)【使用許可書】と【埋葬証明書】を持参し改葬前のお墓を管理している
「市町村役場」にて【改葬許可書】を申込み発行してもらう
(事前にお問い合わせ下さい)

事務手続きは以上です。

4)現在お骨が埋葬されている「お墓・納骨堂」からお骨を引き取る
閉眼供養などはお坊さんにお願いします、お墓の場合は石材店に行って頂きます。事前に予約が必要です。

5)墓石の撤去処理が必要
(更地に戻す必要があります。別途費用が必要です。
場所によっては指定の石材店がありますので事前に問い合わせ下さい)

6)新たなお墓・納骨堂に埋葬する。
(必ず事前に埋葬の日をお寺か石材店に予約しましょう。
【使用許可書】と【改葬許可書】が必要です。)

【大切なこと~その3】
遠方に改葬の場合は移動について知りましょう 

改葬場所が遠方で、ご遺骨を交通機関(飛行機・新幹線・電車)で移動する場合は手荷物としてお運び下さい。

飛行機も、手荷物として機内にお持ち出来ます。ただし周辺の方に配慮し目立たない様に大きめのバックに入れるなど工夫をして下さい。

また、何体も同時に移動を行う場合は、骨壷から骨袋に移し替えて行えば可能です。(移し替えに抵抗を感じる方は、寺院または石材店にご相談下さい)

特に遠方からの改葬は、一度で執り行いたいものです。二度手間にならないように、事前に関わる関係各所に問い合わせ、段取りしてから行動されることをお勧めします。

この記事をエントリーした専門家

実相寺 岩田貴智(いわたたかとも)
実相寺青山霊廟スタッフ
住所:東京都港区北青山2-12-9
電話:03-6804-2870
「感謝の気持ちをもつ人が、心地良く使える納骨堂を提供する」をモットーに、日々、居心地の良いお墓参りをしていただけるよう努めています。

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