一日葬

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通夜告別式と2日間の葬儀を執り行うことなく、告別式(葬儀)のみ1日だけ葬儀を行うことを一日葬と呼びます。

本来は、お通夜は家族や近親者のみで過ごし、告別式は、一般の会葬者も来られて送られることが一般的でした。しかし都市部を中心に、昼間に行われる告別式よりも、夜に行われ、仕事を終えてから弔問しやすいお通夜の方に、会葬者がたくさん来られるようになりました。

そのため、喪家側から見ると、お通夜と告別式と2度同じ形式のお式をすることになり、2日間ではなく、1日だけで葬儀を行うことでも良いのではないかと考える見方が出てきました。

一方、直葬とよばれ、祭壇を飾るなどお式のかたちを取らずに、シンプルに送る方法が2000年代後半から増えてきました。確かにシンプルに送る方法は取りたいが、かといって何もせずに、火葬するだけは寂しいと考えられる方がでてきました。そういった方が、一日葬を選びはじめた背景もあるといえます。

一日葬のメリットとデメリット

【一日葬のメリット】
・通夜・告別式と2度行なっていた式が、告別式のみになるために遺族の負担が軽減される
・自宅で安置をしている場合は、通夜にあたる時間を家族と故人だけの時間としてゆっくりと過ごすことができる
・お通夜の振る舞いをすることがなく、葬儀費用を抑えられる場合も

【一日葬のデメリット】
・お通夜を行わないので、弔問がしずらいということも
・式場の多くは2日間で借りるために、式場費を抑えることができない場合も
親族の中には一日葬に理解をされずに、お通夜をしないことによる風当たりが強い場合も

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