修多羅

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修多羅の意味(修多羅とは)

修多羅とは、浄土宗などで七条袈裟を着用する際に掛ける組紐のことです。

七条袈裟は全体に着丈が長く、左肩から左腕まで覆うように身に着け、右脇の下で前にまわして修多羅の紐で右胸と左肩を結びとめます。修多羅を七条袈裟に結ぶときには、紐に裏表があるので注意します。

七条袈裟には2か所で結びます。上は内側でしっかり結び、下は外側で余裕を持たせて結ぶようにします。

修多羅の実際

インドでは多羅葉という葉に書いた教法を鉛筆のようなもので刻書して、それが飛んで行かないように穴をあけて紐を通して保存していました。この紐を修多羅と呼んでいたとされています。

またインドから中国に仏教要点を運ぶときに、組紐に巻経を挟んで馬やらくだで運んできたとされています。

そのため、修多羅結びという組紐の組み方は、大切な経文が飛んで行かないように、結び留めの編み方で作られています。正確で歪みなどがなく、秩序良く束ねられるのが修多羅という紐の特長になっています。

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