線香の香りの種類とは

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線香は、匂い線香と杉線香の2種類に分けられます。それぞれの特徴は、材料によって違います。

匂い線香とは

匂い線香は、タブの木の樹皮を粉末にしたものを糊にして、白檀(ひゃくだん)、伽羅(きゃら)といった香木などを加えて練って完成します。

香りには、セイロン桂皮、根皮、沈香、イリス根、良姜、ウコン、木香といった香木や”じゃ香”のような動物性の香料、香水系の合成香料などをプラスします。それぞれの材料の違いによって、香りもさまざまに楽しめます。

香木類はインドやタイ、じゃ香は中国からの輸入品が多く、これに防カビ剤、着色料、燃焼時間を調節するための増量剤などを加えて作られています。

匂い線香の中には、仏教儀式のためのものと、香粧品という嗜好品としてのものがあります。

香粧品としての線香は、茶道で使用したり、お香として部屋で楽しむためのものなどがあります。最近は「お香」ブームがあります。

住環境の変化にあわせて、匂い線香も、煙が少なく、香りがやわらかいものに人気が集まってきています。

杉線香とは

杉線香は、杉の葉を乾燥させて粉末にし、糊を加えて練り、線香にしたものです。

墓参りなどに使う線香で、安価で、大量の煙を出すため、屋外での使用に向いています。仏教行事で煙が必要な場合は、杉線香を使用します。

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