遺品整理会社ってどんなことをしてくれるの?

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映画「アントキノイノチ」や遺品整理師が主人公のドラマなど、昨今注目されつつある遺品整理。

でも、いざ自分が依頼するとなると、名前を聞いたことはあるけど、一体どんな時に必要なのか?どんな仕事なのか?など、なかなかご存知ない方も多いようです。

まだまだ知られていない「遺品整理会社」について解説します。

遺品整理会社への依頼が必要な時って?

大きく分けて3パターンあります。

ご家族の死後に整理・処分する場合

亡くなった方と喪主様やご家族が別に暮されていた場合です。
なおかつ、遠方だったり、一戸建てだったりするとご家族だけで整理や家の処分もなかなか難しく、遺品整理会社に依頼をされます。

特殊清掃が必要な場合

事件、事故、孤独死など、お身体の発見が遅れた場合です。
腐敗や血痕などのダメージを受けた室内は特殊清掃を依頼する必要があります。その際、お身内が遺品整理を行うことは難しいため、合わせて遺品整理会社に依頼します。

自分の死後に誰も住まない場合

身寄りがない方や家族が遠方に住んでいるなど、独居されている場合です。
ご自身の死後、家財・重品・家の処分などについて考えられ、生前から調べられて万が一の時は、遺品整理会社に任せたいと考えられる方が意外と増えています。


大きな家具を運び出し処分することは大変なこと

遺品整理ってどんなことをするの?

遺品は思い出の品


遺品とは、思い出の品を指すと考えています。
家の中にあるゴミや焼却してしまうものと思い出の品を仕分けしていくこと。それが遺品整理師の仕事だと思います。

最近は引越し会社や運送会社も遺品整理を謳っていますが、遺品整理会社は「思い出の品とそうじゃないもの」を選別したうえで、家の中をきれいにしていきます。

遺品整理に入る前に、最初にご家族に立ち会っていただき、貴重品や書類と一緒に思い出の品はお持ち帰りいただきます。

遺品の中には大変貴重な品が出てくることがあり、その際には遺品買取ができる遺品整理会社であれば査定のうえ、買取をしてくれることもあります。


思い出の品を見つけていく


最近はご家族でも別に暮らしていると、亡くなったご本人の思い出の品がどんなものかわからないことがあります。

そこで遺品整理会社が整理をしていく中で、カメラと現像された写真があれば「写真が趣味だったんだな」、大事にしまってある着物があれば「思い入れのあるお着物なんだな」、と推測しながらではありますが選別していきます。

そういったものを焼却する前に、ご家族様に確認していただき、持ち帰りのご希望があればお返しします。

遺品整理の仕事はただ荷物を運び出して家を綺麗にすることが目的ではなく、綺麗にしていく中で思い出の品を見つけ出していくことが大切なことだと思います。

posted by 吉井 正義 (有限会社藤井通商)

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