第6回 エンディングノートはどこに保管する?

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エンディングノート書き方講座

エンディングノートを書き始めて、ふと考えます。どこに置いておいたらよいだろう・・・本棚?貸し金庫??今回は、エンディングノートの保管場所について考えます。

いざという時に見つけられなければ意味がない

エンディングノートは、自分の万が一の対応や、感謝の気持ちを書いた大事なノートですので、つい大切にしまおうとしてしまうかもしれません。

しかし、例えば、自分の葬儀に関する考えをエンディングノートに書き残しておいたとして、厳重に保管していたがために、見つけられたのは、葬儀も終わり、四十九日も終えた後・・・。「え、お母さん、こんな送られ方を考えていたんだ・・・」と分かっても後の祭りですね。

大切に保管することは大事なことですが、一方で、いざというときに見つけてもらいやすい場所に置いておくこともポイントといえます。

生前に見つかるとちょっと困る?

そうはいっても、生前にエンディングノートが見つかってしまうのはちょっと困る・・・という風にお考えになられた方の多くは、財産分与の記載などをイメージされているのではないでしょうか。

しかし、エンディングノートは、第2回 エンディングノートと遺言書の違いは?でもお伝えしましたように、法的な拘束力がないことが特徴でもあります。

財産をどう分けるか?ということに関しては、エンディングノートに書くよりも、別に遺言書を作られることをお勧めします。

書いていることを伝えることも大事

たとえ、本棚の分かりやすいところに置いていたとしても、書いていることを伝えておかなければ、なかなか見つけてもらえないものです。

エンディングノートを書いていることを、家族や大切な人に伝えておけば、何かがあった時に、「そういえば、お父さんが何かのノートに自分の万が一のことを書いていると言ってたよな・・・」と思い出してもらえて、思いを伝えることができます。

エンディングノートは、「分かりやすいところに保管しておいて、さらに書いておくことを伝えておく」ことがポイントともいえます。


次回は、第7回 エンディングノートと一緒に保管しておきたいものについて解説します。

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