葬式はいらない

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葬式はいらないの意味(葬式はいらないとは)

葬式はいらない」とは宗教学者島田裕巳氏が、2010年に幻冬舎新書から発表した書籍のタイトルです。

発売後はベストセラーとなり、3か月で25万部以上の売り上げを記録しました。新しい葬儀の形を模索する現代人のための、葬儀の実用書と言われる本です。

古代から現代までの葬儀の形と死生観の変化の中で、葬儀はどう変わってきたか、最新事情や葬儀無用の効用などを考察した一冊で、そのセンセーショナルなタイトルと相まって、賛否両論の大きな話題となりました。

葬式はいらないの実際

都市部を中心に、昭和期のように数百万円の予算を組んだ葬儀を、4人5人というような兄弟で負担を分け合って出すというような、旧来の葬儀の形式は、もはや成り立たなくなっている現状があります。

家族葬と呼ばれる近親者だけの葬儀や、儀式としての葬儀を行わない直葬と呼ばれるシンプルな葬儀が増加していることが出版された時代背景としてありました。

一方で、葬儀不要論と受け取られ、葬儀業界宗教界から批判の声が起こるなど、葬儀の価値を問い直す議論が生まれ、同じく2010年に、エンバーマーの橋爪謙一郎氏によって、「お父さん、「葬式はいらない」って言わないで」というタイトルの本が出版されるなどもしました。

<関連する用語>:戒名 家 然葬

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