納骨堂のLINE見学予約受付中!動画解説付き【東京都港区の納骨堂/青山霊廟】
「ずっと家にいて終活が進まない」 「そろそろ納骨したいのに見学ができない」 そんなお悩みを少しでも解決すべく、青山霊廟(東京都港区北青山2-12-9・外苑前徒歩2...
少し前の日本では、「料理は女性の役割」という風潮がありましたが、最近、お料理教室に通う男性が増えています。中でも、定年を機に参加する方が増えつつあります。
男性にお料理教室が人気になりつつある理由を1963年からお料理教室を展開する「一般財団法人ベターホーム協会」の広報担当、塚田さんに伺いました。
お料理教室を全国に展開するベターホーム協会は、1963年に発足しました。1960年代の日本は、暮らしが大きく変化した時代です。戦後の復興期を経て、日本中が大量生産・大量消費の消費文明を謳歌し始めていました。
そんな中、「いたずらに消費文明に流されていいのだろうか」「よく勉強して賢い消費者になろう」と、主婦たちは勉強会を作ります。それがベターホーム協会の始まりでした。発足後は「食」の分野に特化した活動を中心に展開。
その活動のひとつが、お料理教室です。「ベターホームのお料理教室」は、これまで約190万人の方が参加してきました。
「『ベターホームのお料理教室』では、料理の作り方が身につくだけでなく、食材の選び方や保存の仕方、栄養のこと、美しい盛りつけのセンス、食の作法など、実生活に役立つ知恵や、洗剤の使い方、油の捨て方、台所で実行できる環境への対応などまでを指導しながら、日本の家庭料理を教えています。中でも『なぜそうするのか』という、調理の科学的な知識をきちんと指導していることが特徴です」(広報 塚田さん)
日本では長い間、「料理は女性の役割で、男性はしなくていいもの」という風潮がありました。しかし協会では、「食の知識を身につけ、料理を作ることは、健康で心豊かに生きる人間としての基本」と考え、料理初心者の男性のための料理教室を1991年から開催。特に、定年後の男性の生活自立支援に力を入れています。
1991年にスタートした「60歳からの男の基本料理の会」は、当時の日本の急速に進む高齢化問題を受け、「男性も食の知識や料理の技術を身につける必要がある」という考えのもと、中高年男性の食の自立を促すために設けられました。
「1986年開講の『お料理基本技術の会』は、少ないですが男性にも反響がありました。このコースでは、『米の研ぎ方』『青菜の茹で方』など、調理科学に基づいて『なぜそうするのか』を丁寧に解説していました。それが男性に多く見られる『論理的にものを捉える性質』に合い、人気が出たのかもしれません。その後開講した『60歳からの男の基本料理の会』は、『料理には興味があるが、女性と一緒では気が引ける』という方に好評でした」(塚田さん)
男性は女性より論理的にものを捉え、曖昧な表現を嫌うといいます。例えば「香りが立つまで焼く」「色良く茹でる」と言われても、「香りとはどんな香りか?」「色良くとはどんな色か?」と悩んでしまう傾向があるようです。そんな男性でも、教室なら実際の香りや色を学べます。
「60歳からの男の基本料理の会」が好評を博し、2011年には「お料理はじめての会」「和食基本技術の会」の男性クラスを設けました。
「『お料理はじめての会』は、まず料理に慣れてもらうことが肝心と考え、1回に作る料理を簡単な2品程度にしぼり、手の洗い方や包丁の持ち方、まな板の扱い方やゴミの捨て方など、料理の基本知識だけでなく、料理に関わる生活周りのハウツーも指導内容に組み込んでいます。
一方『和食基本技術の会』は、和のおかずに特化し、伝統の和食本来の味と作り方を教える人気コースです」
「60歳からの男の基本料理の会」を開講した1991年は、約360人の男性が参加しました。1995年には1250人。1999年には3900人。そして2017年には約6000人の男性が受講しています。
男性参加者の増加から、現在は「お料理入門コース」「和食基本技術の会」「洋食・中華おかずの基本」「かあさんの味」「家庭料理の会」の5コースが男性クラスを設けています。(一部設定のない教室もあります)
約6000人にまで増えた男性参加者ですが、最も多いのが60代。定年退職が、料理を始めるきっかけになっているようです。
協会が2013年、定年退職を迎えた男性の奥様に、「夫の昼食をどうしていますか?」というアンケートを行ったところ、「妻本人が作る」という回答が82%で最多。
「夫が作る」「夫と分担して作る」という家庭はそれぞれ10%に留まりました。
さらに、「妻本人が作る」と答えた人のうち52.1%は、「自分が留守にするときも作り置く」と回答。男性が料理をすることは珍しくなくなりつつありますが、まだまだ「料理は妻任せ」という男性は少なくないようです。
しかし、協会の料理教室に1年間参加した60〜70代の男性とその奥様に実施したアンケートによると、男性は、「今まで全く料理をしなかったが、定年を機に挑戦してみよう」と思って参加する方が多く、料理ができるようになると、「家事って大変なんだな」「妻に負担をかけてきたな」と改めて認識するようです。
家で奥様やお孫さんに作っている方も見られ、「家族との会話が増えた」「以前より食事が楽しくなった」という方も少なくありません。さらに、「料理が作れるようになりたい」という同じ目標を持った同年代の男性同士で仕事を離れた交流ができ、「新鮮」と感じる方も多いようです。
奥様の方も、「気軽に外出できる」「食事の準備や後片付けを手伝ってくれる」「時々作ってもらえる」など嬉しい声が多く見られます。
お料理教室に通うことは、悪い効果を探すことの方が難しいかもしれません。
健康の基本は食生活にあります。食事を人任せにせず、自分できちんと管理できることは、高齢社会を健康に生きる基本。また、今までできなかったことができるようになることは、いくつになっても嬉しいことだと思います。気になる人は早速、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
(取材・執筆:旦木 瑞穂)
この記事はみんなのリクエストで「恋夏」さんがリクエストくださったことをきっかけに作成した記事です。 恋夏さん、ありがとうございました!
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